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ユーザーインターフェイスデザイン―Windows95時代のソフトウェアデザインを考える (Programmer’s SELECTION)
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著者: |
アラン クーパー |
出版社: |
翔泳社 |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
ユーザインタフェース
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コメント: |
著者はVisual Basicの開発者で、今はコンサルタント。
いわゆるユーザインタフェースの研究者ではないが、
正しい意見を数多く述べており、正しい実例もたくさん示している。
しょーもない「UIガイドライン」本よりはるかに役にたつと思う。
Windows95時代とか書いてあるがWindowsXP時代でも有用性にまったく変わりはない。
<br>
同じことをあちこちで言ってるようなのが気になるのと、
参考文献が無いのが惜しい。(何も参考にしていないのだろう)
<br>
DeMarcoとShneidermanとPARCとBrenda Laurelしか知らないようである
<ul>
<li> 尋問モード(アメリカのレストランモード)になるな。
<li> ユーザに色々聞かずに自分で選択させろ!Buttoconを使え
<li> ファイルメニューなんて不要ではないのか
<li> データをうまく捜す方法が大事である
<li> "Flow"を重視せよ。思考をさまたげるようなインタラクションをさせるな
<li> モードレスにフィードバックせよ。
<li> 工具を使うみたいな感じで使えるインタフェースにしろ
<li> プログラムの性質によりインタフェースを変えろ。
<li>毎日使うものは少々ややこしいものを表示してもよいが
たまにしか使わないものでは自明にせよ
<li> アホなダイアログを出すな!
全然「OK」でないのに「OK」ボタンを押させるな
<li> 履歴データの活用について =
のセッティングを次回使うようにすることは
用である。選択枝が沢山ある場合でもそのうち
よく使うのは何種類かだけだからそれだけ示せればよい。
に前回のを提示するようにすると、2種類交互に使う
とき困る。
<li> マウスを恐がる「象みたいな奴」も助けてやれ
<li> マウスにバーニヤを!
<li> クレディットをちゃんと表示せよ。
「イースターの卵」式に隠しコマンドにするのも面白い
<li> 絶対エラーがおこらないようにしろ
</ul> |
関連本棚: |
たるらん
増井
○×△
し○○
インタフェース設計論課題図書
suchi
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「誰でも社会」へ―デジタル時代のユニバーサルデザイン
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著者: |
関根 千佳 |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
ユーザインタフェース
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コメント: |
ユニバーサルデザインの第一人者である関根さんの
エッセイ的文章を集めたもの。
<br>
いろんなところに書いたものを集めたものらしく内容はバラついているが、
それぞれのエッセイは面白く、
障害をもつ人や高齢者を含む誰もが暮らしやすい社会にするための
考え方を自然と身につけることができる。 |
関連本棚: |
増井
Mike
masaka
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パソコンを隠せ、アナログ発想でいこう!―複雑さに別れを告げ、“情報アプライアンス”へ
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著者: |
ドナルド・A. ノーマン, 安村 通晃, 岡本 明, 伊賀 聡一郎, Donald A. Norman |
出版社: |
新曜社 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
ユーザインタフェース
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コメント: |
⇒<a href="/%E5%A2%97%E4%BA%95/0262640414">The Invisible Computer: Why Good Products Can Fail, the Personal Computer Is So Complex, and Information Appliances Are the Solution</a>
<br>
各章の内容は以下のとおり。ページ数は<a href="/%E5%A2%97%E4%BA%95/0262640414">原著</a>のもの。
<ol>
<li> エジソンは自分が一番正しいと思って失敗した。
<li> 初期ユーザとその後のユーザは全然違う。
<li> 簡単で単機能の「Information Appliance」(IA)
がこれからの本命である。
<li> メーカのビジネスモデルのせいで計算機は
複雑化を繰り返してきた。
<li> 音声I/Fも3次元I/FもエージェントもNCもPDAも
複雑化の問題を解決しない。
<li> 取り換えのきかないインフラを押さえることが重要である。
<li> 人間は計算機と違って曖昧でエラーに強い。
<li> 複雑さと使いにくさは違う。
良いコンセプチャルモデルが大事で、メタファとかは駄目。
<li> フィールドスタディ/行動デザイン/ラピッドプロトタイピング/
ユーザテスト/工業デザイン/テクニカルライティングによって
人間中心のデザインをしろ。
<li> そうなるような組織にしろ。
普通の組織内階層構造だと手柄の取りあいになってうまくいかない。
<li> IAは電話やラジオの発明に匹敵する画期的なものだ。
<li> IAで皆幸せになるだろう。
</ol>
<b>語録</b>
<ul>
<li> 3次元I/Fは、自分が動いているのか物体が動いているのか
区別がつかないから本質的に駄目である。(p100)
<li> エージェントとかの技術は、うまく動くときは便利だが、
うまくいかないときは超ひどいことになるのでやっぱり駄目。(p104)
<li> 観光地でカメラを使うと楽しめないが、
スケッチをすれば頭に焼きついて有意義である。
前者はIntrusibeな技術で、
後者はEnhancingな技術である。(p126)
</ul>
<b>コメント</b>
ごちゃごちゃ書いてあるが、内容は薄い。
文句ばかり言うのをやめて、メーカ側の立場で
これからの計算機を設計する気持ちになって書いた本らしい。
しかし付録で提案してるIAのアイデアというのが皆しょうもない、
というか既にあるものばかりである。たとえばこのようなものである。
<ul>
<li> カメラで冷蔵庫の内容を撮っておけばスーパーで困らない
<li> カメラで車を撮っておけば駐車場で迷わない
<li> 面白い商品を店でみつけたら撮って帰って家族に見せる
<li> 医療管理
<li> 庭いじりサポート (水やりの時間管理とか)
<li> 家計簿支援
<li> ハンディなレファレンス
</ul>
駐車場で写真を撮るぐらい気のつく人ならそもそも迷うこともないだろうし、
店の中で写真を撮ってると普通は怒られるだろう。
こんなに色々IAを持ち歩くと面倒で仕方がないだろうに。
やっぱりこの人は商品提案などせずに文句だけ言っててもらった方がありがたい気がするが。
良い製品を作れるような組織にしろ、というのは心に留めておくべきかも。 |
関連本棚: |
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ヒューマンインタフェース 101冊の本
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五十嵐研究室
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