hondana.org
本を探す

 


Scrapbox
書籍追加 | 本棚情報変更 | 名前変更/本棚削除 | ヘルプ | ランダム

(315/324)冊
Fms
密約幻書 (講談社文庫)
著者: 多島 斗志之
出版社: 講談社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 神戸に住む若い女性のもとに突如舞い込んだ、祖母の形見の鞄を買い取りたいという申し出。申し出の主は英国の富豪、しかも亡命ロシア人でもあった祖母の鞄に対して示された金額は法外なものだった…。絶妙にからむ現在と過去、二重三重のどんでん返しと、歴史ミステリ好きならば、読んで損はない一冊。
関連本棚: 平蔵
Fms
編集者T君の謎―将棋業界のゆかいな人びと
編集者T君の謎―将棋業界のゆかいな人びと
著者: 大崎 善生
出版社: 講談社
評価: ★★★★
カテゴリ: エッセイ
コメント: <a href="/%E5%B9%B3%E8%94%B5/4062107155">将棋の子</a>、<a href="/%E5%B9%B3%E8%94%B5/4062100088">聖の青春</a>に続いて、大崎善生将棋関連本第三弾である。<br> 主に将棋に関するエッセイだが、なかなかオモロイ。これを読んで以来、我が家での佐藤棋聖の愛称が「モテミツ君」になりました。早く先崎さんのエッセイも読まねば。
関連本棚: 平蔵 nozz -2007 ogijun
Fms
となり町戦争
となり町戦争
著者: 三崎 亜記
出版社: 集英社
評価: ★★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: お役所主導の「戦争」という発想が卓抜。
関連本棚: もつくん 威焔 ジョセフ 安井文 暇人 米示 probe りんだ y&tの未読 hotaruiwa まきちる psi yusasa GAKI ★あぱ ゆきぐも KZh YO Taicho ma えりぃ とむの棚 perfect.orange AKI 平蔵 messy monkey lookwest kzk2006 Lorelei
Fms
若き数学者のアメリカ (新潮文庫)
若き数学者のアメリカ (新潮文庫)
著者: 藤原 正彦
出版社: 新潮社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 今読んでみると若干古さが感じられる内容ではある。が、若かりし日の藤原先生の、アメリカと格闘しようとする気迫が快い。ラスベガスで大金をすってしまったことや、うつ状態になってしまったことなど、研究者としては隠しておきたいであろうことも正直につづられている。アメリカ滞在時の経験が、<a href="/%E5%B9%B3%E8%94%B5/4106035111">天才の栄光と挫折―数学者列伝 (新潮選書)</a>のラマヌジャンへの共感を呼び起こしているに相違ない。
関連本棚: 大月閑 Ken dainichiro akaoni 増井 carver koshiro Psychs hot_pocari hotaruiwa psi take3 Nakata Geneve stonechild-2 平蔵 野澤真一 ダイスケ
Fms
先崎学の浮いたり沈んだり (文春文庫)
先崎学の浮いたり沈んだり (文春文庫)
著者: 先崎 学
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★
カテゴリ: エッセイ
コメント: 註という名の編集者のツッコミが楽しいエッセイ。<br> <a href="/%E5%B9%B3%E8%94%B5/4062117002">編集者T君の謎―将棋業界のゆかいな人びと</a>と併せてどうぞ。
関連本棚: t-ishi 平蔵 nozz -2007 ogijun
Fms
今夜は心だけ抱いて
今夜は心だけ抱いて
著者: 唯川 恵
出版社: 朝日新聞社
評価: ★★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: 女性が年をとるのは悪いことではない、若さを失う代わりに得るものだってある。そんな作者のメッセージが感じられる小説。ラスト2ページではぶっとびました。うーん、そうきたか。
関連本棚: しばわんこ 平蔵
Fms
風の万里 黎明の空(上)十二国記 (講談社文庫)
風の万里 黎明の空(上)十二国記 (講談社文庫)
著者: 小野 不由美
出版社: 講談社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: シリーズの順番どおりに「東の海神 西の滄海」を読もうと企てたものの、図書館になかったので、先にこちらを読むことに。 今回は三人の主人公がいて、それが慶国に集約されていくという趣向ですね。それにしても、陽子ちゃん、たくましくなりました。
関連本棚: aruto tkmr nnh あくび こきぞう リッキー叔父さん koic bit78 kanapon joulli 有栖川 Ring とむの棚 mnpk ababincho 平蔵
Fms
鋏の記憶 (角川ホラー文庫)
鋏の記憶 (角川ホラー文庫)
著者: 今邑 彩
出版社: 角川書店
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: サイコメトラーである女子高生・桐生紫が、事件を解決していく連作ミステリ。 最近はすっかりホラー作家となってしまった感のある今邑氏だが、こういう、あまりどぎつくないミステリを書いてほしいと思うのは私だけであろうか。 脇役の女性漫画家(紫の保護者である、いとこのお兄ちゃんの同級生)がいい味を出している。
関連本棚: daichi 平蔵
Fms
夜のピクニック
夜のピクニック
著者: 恩田 陸
出版社: 新潮社
評価: ★★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: 恩田陸氏の母校の伝統であるらしい「歩行祭」(24時間ひたすら歩き通すという行事)を題材にした長編小説。この歩行祭、在校中は憂鬱の種だが、卒業してみれば懐かしくなる摩訶不思議な行事とのこと。おそらくこれは恩田氏本人の感慨なのではあるまいか。ご本人が経験しただけあって、ディテールの細やかさはただごとではない(1時間ごとの小休憩には、靴下を脱いで足を乾かしておかないと、後半歩けなくなってしまうらしい。なるほどぉ)。今更青春小説を読むのはきついかな、と思いながら読み始めたのだが、しょっぱなから登場人物の「事情」にぐいっと引き込まれた。
関連本棚: kiki あかり おおいしさん nikkoro うにのとげ minoru 安井文 kensuke あき 増井 monokuro probe monami たこ 死兆星 餅好 min taku 彩花 gloomy sky 左に傾いた木 kuro kkfan 日本一怖いブック・オブ・ザ・イヤー2005 JIN Taicho みのる にゎ coco takao タカヒロ1 農工大農獣医 とむの棚 桂の人 feri 東方ダイスケ perfect.orange さとほ makie 平蔵 stripes mr_reading タカヒロ2 nobuo_o 増井の処分予定本
Fms
よもつひらさか (集英社文庫)
よもつひらさか (集英社文庫)
著者: 今邑 彩
出版社: 集英社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: ホラーファンタジーの短編集。
関連本棚: min 平蔵
Fms
ダ・ヴィンチ・コード〈上〉
ダ・ヴィンチ・コード〈上〉
著者: ダン・ブラウン, 越前 敏弥
出版社: 角川書店
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: ついに読んでしまいました。ええ、もちろん図書館で借りて(笑)。 賛否両論あるでしょうが、こういう歴史雑学系ミステリが少ないのも事実。現代人が歴史上の謎に挑む小説で、こちらも知識を仕入れることができて、かつ読んでいてわくわくするものというと、今ぱっと思い浮かぶのは五木寛之氏の<a href="/%E5%B9%B3%E8%94%B5/4101147213">風の王国 (新潮文庫)</a>、高野史緒氏の<a href="/%E5%B9%B3%E8%94%B5/4120027252">架空の王国</a>、ちと毛色は異なるけれども、加門七海氏の<a href="/%E5%B9%B3%E8%94%B5/4309473369">大江戸魔方陣―徳川三百年を護った風水の謎 (河出文庫―文芸COLLECTION)</a>くらいか。このテの小説が好きな者としては楽しめました。しかし、黒幕については全然納得できん。
関連本棚: kobara トリゴシ苦労 おおいしさん Breathe Mieko sumitomo ピヨ 暇人 はす knickel_drive mugikiti takuji ミーたん&#9825; m-use monokuro ぷー hogehoge4 an probe monami 蔵書 嘘八百 ccscat 歌うフユウタイの浮遊した文字達 tomuyankun15 アナン taku messe 灰原 ソノエ 雑多な本の輪舞曲 左に傾いた木 moppuneko funa27 養老孟司 snook. de book 寺脇 犬 M8L3 Mike cyclemonorail cotta ちょし Nakata せとあつ laglange_point 歩く ぜん dec20 null 木目調 anela とむの棚 Keita_Konishi 山本@クロノス piroshi くらぞー 2005年10月〜2006年・しんじ こすこ Dance・Dance・Dance たいつん perfect.orange スー kyu TM 平蔵 stripes nobsun-old Nay's bookshelf てらうっち teltel OCR3 lookwest fuji-la keimai wabisabi NUANCE nobuo_o
Fms
残響 (新潮エンターテインメント倶楽部)
残響 (新潮エンターテインメント倶楽部)
著者: 柴田 よしき
出版社: 新潮社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: かつてのドメスティック・バイオレンスがきっかけで、その場に残留する過去の「声」を聴くことができるようになった杏子。彼女が再生するまでを描いた連作集である。設定は魅力的で、物語の展開も良いのだが、会話が間延びしていて、テンポが悪いのが残念。
関連本棚: 平蔵
Fms
ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫)
ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫)
著者: 高野 秀行
出版社: 集英社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 現代のミャンマー政府を無理やり徳川幕府に置き換える強引さに拍手。しかも、この強引な見立てのおかげで、ミャンマー現代史がスラスラと頭に入る。さすが、「世界でも屈指のミャンマー通」と自称する作者だけのことはある。今回の旅は船戸与一先生が同行者なので、船戸ファンも一読の価値あり。
関連本棚: nm090 ken-1 平蔵
Fms
冤罪 (新潮文庫)
冤罪 (新潮文庫)
著者: 藤沢 周平
出版社: 新潮社
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 藤沢周平の武家もの好きにはたまらない一冊。
関連本棚: 平蔵
Fms
海嘯 (中公文庫)
海嘯 (中公文庫)
著者: 田中 芳樹
出版社: 中央公論新社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 宋の亡国史。南宋滅亡のシーンは壇ノ浦を髣髴とさせる。とはいえ、18万人を擁する海上朝廷なんて、スケールが違いすぎてくらくらしますね。
関連本棚: のりマン 香澄 F家(ラノベ・SF・TRPG) 桔梗庵 平蔵 hiro_y
Fms
月の影 影の海(上) (講談社文庫)
月の影 影の海(上) (講談社文庫)
著者: 小野 不由美
出版社: 講談社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: ある意味とっても少女小説らしい物語。
関連本棚: aruto tkmr nnh はい@ 鍛鉄 k_no リッキー叔父さん m-use koic bit78 kanapon masahino 有栖川 Ring 講談社文庫の100冊 佐治道綱 ababincho 平蔵 go.tekuteku ピロコ
Fms
闇の傀儡師
著者: 藤沢 周平
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 舞台は徳川十代将軍家治の治世。幕府に恨みを抱く謎の徒党・八嶽党と、それを利用せんとする幕閣重鎮の思惑。しっとりとした士道小説も良いが、こういう伝奇小説も面白い。
関連本棚: 平蔵
Fms
ひなのころ
ひなのころ
著者: 粕谷 知世
出版社: 中央公論新社
評価: ★★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: そこはかとなく漂う田舎くささが心地いい、少女の成長物語。
関連本棚: 平蔵
Fms
時雨みち (新潮文庫)
時雨みち (新潮文庫)
著者: 藤沢 周平
出版社: 新潮社
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 士道ものから市井ものまで、藤沢周平らしさが感じられる時代小説。全体のトーンはやや暗め。隠密の暗闘を描く「帰還せず」がイチオシ。結末が爽やかな「山桜」も良い。
関連本棚: 平蔵 reiko510
Fms
北朝鮮1960―総連幹部・最初の告発
北朝鮮1960―総連幹部・最初の告発
著者: 関 貴星
出版社: 河出書房新社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 北朝鮮への帰国船運動のさなか、北朝鮮が「地上の楽園」などではないことを看破、帰国者がいずれ国家によって迫害される運命をたどることを正しく予測し、告発の声をあげた総連幹部がいた。1962年出版の「楽園の夢破れて」、63年出版の「真っ二つの祖国」を一冊にまとめての再刊とのことだが、当時、このような内容の本を刊行するには、並々ならぬ勇気が必要であったことと思う。著者の正しさは、その後、30年のときを経て証明された。それにしても、帰国船運動の土壌となった日本の差別の苛烈さもさることながら、朝鮮総連の組織ぐるみの詐欺行為は、糾弾されてしかるべきであろう。
関連本棚: 平蔵
Fms