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(315/324)冊
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半落ち
半落ち
著者: 横山 秀夫
出版社: 講談社
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: 種明かしの部分が弱いかな。途中までは巧みな展開だっただけに、終盤は肩透かしの感が否めない。
関連本棚: junK 千葉みなと あかり もりかつ ちう ちこ あっつん sumitomo みかん(た行〜アンソロジー) らいさん ちー サハコ くうたん egg 2002年9月〜2003年・しんじ 偏り本棚(読破編) Taicho しんじの本棚(2002年9月〜2003年) makie 平蔵 hokorobi 竜胆 しのぴー musao3 ピロコ
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よいこの文化大革命―紅小兵の世界 (広済堂ライブラリー)
よいこの文化大革命―紅小兵の世界 (広済堂ライブラリー)
著者: 武田 雅哉
出版社: 廣済堂出版
評価: ★★★★★
カテゴリ:
コメント: 文革期に刊行された学童向け雑誌「紅小兵」を中心に、文化大革命を考察した本。学術書としては内容が薄いかもしれないが、視点が面白いことと、ここまで「紅小兵」を収集した筆者の熱意を大いに評価したい。雑誌・アニメ・映画などの子どもの娯楽の世界で、文化大革命の性質はデフォルメ化され、純粋化されていたのだなあと感じ入ってしまった。必ずしも政権に守られた雑誌ではないので、執筆陣も、政府の神経を逆なでしないよう苦心した ことでしょう。
関連本棚: dkiroku@積読 stonechild-2 平蔵
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風の果て〈下〉 (文春文庫)
風の果て〈下〉 (文春文庫)
著者: 藤沢 周平
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: かつて道場の剣友であった仲間たちは、五人五様の人生をたどった。部屋住みの次男坊であった隼太は、岐路で選択を重ねながら異例の出世を遂げ、今、主席家老の地位にいる。ある日、部屋住み時代からの友・野瀬市之丞からの果たし状が届く。徐々に歩む道を違えていった幼馴染、その間に流れた歳月とは…。人生の深みを映し出した、味わい深い長編時代小説である。
関連本棚: takuji 平蔵 reiko510
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日本(イルボン)のイメージ―韓国人の日本観 (中公新書)
日本(イルボン)のイメージ―韓国人の日本観 (中公新書)
著者: 鄭 大均
出版社: 中央公論社
評価: ★★★★★
カテゴリ:
コメント: 韓国にとって日本とは何なのか、という視点を原点とした日韓文化論。韓国における日本のイメージと言うと、すわ反日感情の話かと身構える向きも多いかもしれないが、その背景となるファクターはさまざまである。若干引用が多すぎるような気もするが、各国の歴史教科書の傾向比較、日本の植民地支配がもたらしたメンタル的な影響、韓国における反日論の推移など、新鮮な指摘も多かった。
関連本棚: suchi 平蔵
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リターンマッチ (文春文庫)
リターンマッチ (文春文庫)
著者: 後藤 正治
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 定時制高校のボクシング部に取材したノンフィクション。
関連本棚: 平蔵
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ユージニア
ユージニア
著者: 恩田 陸
出版社: 角川書店
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: 改めて、恩田陸は神秘的な少女を描くのがうまい作家だなあと思った。謎についても、それなりに最後で解決するので、今回は読後感も悪くない。ただ、細かいところで、少し釈然としない部分があったのが残念。
関連本棚: あかり hengsu 海鳴り文庫 とむの棚 2005年10月〜2006年・しんじ よね 平蔵 KTY pixy
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花まんま
花まんま
著者: 朱川 湊人
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: 一昔前の大阪の下町を舞台とした、ノスタルジックな小説集。ホラー小説のエッセンスを取り込みつつも、あまり陰鬱でないのが印象的である。全編こてこての大阪弁なので好き嫌いが分かれるかもしれない。表題作の「花まんま」も良かったが、どこかユーモアのある「送りん婆」も面白かった。
関連本棚: 紫雲 平蔵
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在日韓国人の終焉 (文春新書)
在日韓国人の終焉 (文春新書)
著者: 鄭 大均
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★★
カテゴリ:
コメント: 在日韓国人の世界史的位置付けと法的位置付けを概観したうえで、在日韓国人が「外国人」である意義はあるのか、と鋭い問いを発しているのが本書である。<br> もはや韓国人とは同質ではない在日韓国人は、日本国籍を取得し、韓国系日本人として生きることを選択すべき時期を迎えているのではないか。著者の論拠とするところも、非常にクリアに述べられている。著者は在日2世(父は在日1世、母は日本人)とのことだが、正直、在日韓国人の中に、こういった視点を持っている人がいるのかと、少し衝撃を受けた。個人的には、著者の主張を支持したい。
関連本棚: し○○ 平蔵 KyongSaRi
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蒲公英草紙 常野物語 (常野物語)
蒲公英草紙 常野物語 (常野物語)
著者: 恩田 陸
出版社: 集英社
評価: ★★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: 名作「光の帝国」の続編ということで一気に読んだ。期待値が高すぎるかしらんと不安だったのだが、なんのなんの、常野一族は相変わらず魅力的であった。今回は明治末期の東北の農村が舞台。物語を締めくくる語り部の「現在」が取ってつけたようだったので、評価は星4つとしたが、更なる続編が待たれるシリーズの一つである。次作(あるのか?)では、常野一族の全体的な輪郭をもう少し明らかにしてほしいぞ。
関連本棚: F 安井文 中学生はこれを読め! 2007年・しんじ min daichi 平蔵 pixy
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動機 (文春文庫)
動機 (文春文庫)
著者: 横山 秀夫
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: 横山氏お得意の警察ものから、女性新聞記者が主人公のマスコミものまで、それぞれ持ち味の違う短編が4作収められている。物語の起伏が乏しく、全体的に地味な印象が否めない。横山秀夫氏の短編としてはいまいち。
関連本棚: 番長のリアル文庫 みかん(た行〜アンソロジー) らいさん みなち 他稀有氏 SKZ KZh 平蔵 月二海 Lorelei 洵子 Mikan Akashita
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陰の季節 (文春文庫)
陰の季節 (文春文庫)
著者: 横山 秀夫
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: 警察の管理部門に焦点をあてた警察小説集。横山氏の描く警察官は、適度に野心家で計算高く、そして背後に家族という重みを持っている。決してスーパーヒーローではないのである。だからこそ、そこから派生する物語にリアリティがある。短編集としては十分合格点なのだが、直前に読んだ<a href="/%E5%B9%B3%E8%94%B5/4087746305">第三の時効</a>と比べると、ちょっと物足りなく感じた。「黒い線」の婦警さんの名前に記憶があるぞと思ったら、<a href="/%E5%B9%B3%E8%94%B5/4198615861">顔 FACE</a>に先行する物語だったのですね。<a href="/%E5%B9%B3%E8%94%B5/4198615861">顔 FACE</a>を読む前にこの本を読んでおくべきだったなー。
関連本棚: あかり ちう みかん(た行〜アンソロジー) ゆげ らいさん SKZ ★あぱ うの KZh Nakata vivi* 平蔵 月二海 おみきち lookwest 権太 kan 亜紀
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嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)
嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)
著者: 米原 万里
出版社: 角川書店
評価: ★★★★★
カテゴリ:
コメント: プラハソビエト学校時代の同級生の足跡をたどった、 ロシア語通訳にして名エッセイスト米原万里氏の渾身の傑作。 冷戦時代のソビエト、その衛星国に興味のある人は必読の書。 この物語はNHKの企画番組がもとになっており、そちらの方は読了後再放送で見ることができた。 番組を見て、アーニャが一番苦労を経験した面持ちであったことに衝撃を受けた。
関連本棚: worit ねおき takatoh R.田中二郎 日々 eggman 佐藤優 平蔵 嘘つきアーニャ blackbird がこび3/日本文学(ノンフィクションも) stonechild-3 oi読書倶楽部 moko nm090 山田 T.Miyashima
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第三の時効
第三の時効
著者: 横山 秀夫
出版社: 集英社
評価: ★★★★★
カテゴリ:
コメント: F県警を舞台とした警察小説。アクの強い刑事たちがとても魅力的な連作集である。中でも、陰で「冷血」との異名を持つ楠見刑事のキャラクターが際立っている。彼の個性が遺憾なく発揮された表題作「第三の時効」は出色の出来。とは言え、近くにこういう人がいたら結構イヤだが…。
関連本棚: みかん(た行〜アンソロジー) としあき 2002年9月〜2003年・しんじ しんじの本棚(2002年9月〜2003年) makie 平蔵
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裂けて海峡 (講談社文庫)
裂けて海峡 (講談社文庫)
著者: 志水 辰夫
出版社: 講談社
評価: ★★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: 大隈海峡で輸送船が忽然と消えた。乗組員の生存は絶望的だという。輸送船を保有する海運会社社長であり、輸送船船長の兄である主人公は、海難事件の真相を探ろうと奔走する。しかし、彼の行く手は謎の集団に阻まれる…。一気読み間違いなしの冒険小説。後半の主人公の行動にやや説得力がなかったので★4つとしたが、文章のテンポの良さやセンスは抜群。
関連本棚: 権太の既読 平蔵
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モップの精は深夜に現れる (ジョイ・ノベルス)
モップの精は深夜に現れる (ジョイ・ノベルス)
著者: 近藤 史恵
出版社: 実業之日本社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 掃除の達人にして名探偵のキリコが帰ってきた!前作の終わり方が終わり方だっただけに、もう続編は出ないと思っていたので、嬉しい驚きである。どれも手堅く読ませる短編だが、前作からのファンとしては、最後の物語ににやり。
関連本棚: min ababincho 平蔵
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いっしょに暮らす。 (ちくま新書)
いっしょに暮らす。 (ちくま新書)
著者: 長山 靖生
出版社: 筑摩書房
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 現在の若者が他人と暮らすことが出来なくなった原因について、近代の家族制度を概観しつつ考察した本。どちらかというとエッセイなので、気楽に読める。かつて、曽野綾子氏が「登校拒否が起こるのは子どもにとって家が居心地が良いからだ。」というようなことを書いていたことを思い出した。他人と暮らすことに対するメリットの低下が結婚率の低下につながっている、という指摘は、本質を突いていると思う。<br> 思わぬ収穫は、夏目漱石の「こころ」の文学研究が紹介されていたこと。あの物語がこういう風に読めるのかと、研究者の視点にただ脱帽。
関連本棚: spi 平蔵
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てるてるあした
てるてるあした
著者: 加納 朋子
出版社: 幻冬舎
評価: ★★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: <a href="/%E5%B9%B3%E8%94%B5/4344001168">ささらさや</a>の続編。今回の主人公は、東京から佐々良にやってきた、頭でっかちで頑固な女の子。今作の主人公のかわいげのなさと素直になれない性格が、何とも愛おしい。
関連本棚: 桐華 2005年10月〜2006年・しんじ 平蔵 nozz2008 hokorobi
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テレビの嘘を見破る (新潮新書)
テレビの嘘を見破る (新潮新書)
著者: 今野 勉
出版社: 新潮社
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: 平易な文体だが、ドキュメンタリー映像とは何かということを考えさせられる一冊。取り上げられている事例も興味深い。欲を言えば、もう少し内容にボリュームが欲しかった。ところで、とある事例にちらりと登場した岩崎昶さん、彼は李香蘭の自伝でも出てきた方ですね。全く別のジャンルのノンフィクションで、共通の人物が登場すると、何だか旧友に会ったような気持ちになるのは私だけでしょうか…。
関連本棚: sumikawa otto 暇人 kai_finish yusasa stonechild-2 suchi 平蔵 増井 かまどうま 増井の処分予定本
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窓際の死神(アンクー)
窓際の死神(アンクー)
著者: 柴田 よしき
出版社: 双葉社
評価: ★★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: 窓際族サラリーマンを装う死神とOLをからめた中編小説2編。柴田よしきの描く「フツーのOL」の気持ちに共感する人も多いのでは。2編だけで終わってしまうのはもったいないほど死神氏がいい味を出しています。続編希望。
関連本棚: 偏り本棚(読破編) 平蔵
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ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫)
ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫)
著者: 高木 徹
出版社: 講談社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: ボスニア紛争はマスコミ操作の戦争でもあったと言う意味で、極めて現代的な戦争であった。セルビアが如何にして「国際世論」から見放され、孤立していったのか、本書はその過程を丁寧に追ったノンフィクションである。「国際世論」とは何なのか、考えさせられる一冊。
関連本棚: おせの本棚 旧ユーゴ紛争 tanaka gura yoru syakaikagakuaensyo shizumama 小説苦手のkan stonechild-2 平蔵 asdfeep bgnori 増井
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