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朱(あか)い旅 (幻冬舎文庫)
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著者: |
阿刀田 高 |
出版社: |
幻冬舎 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
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コメント: |
新規購入ではなく、積読状態のもの。
2008/11/2~11/1
早くに両親をなくした主人公が、ギリシャ神話の英雄ヘラクレス誕生の逸話と関係する「アンフィトリオン」の劇を見たり、父母の知人などから写真、父の書いた論文などを見せられつつ、ギリシア、萩、鎌倉の旅先でひとつひとつ自分の出生の謎について悩み、解決していく。深いテーマを阿刀田氏独特の軽妙な文で書き綴っている。プロローグとエピローグの対比が見事。
解説は最近凝っている今野敏氏であった。また、解説の中で、私が唯一持っている詩集にある西脇順三郎の「Anbarvalia」が引用されているのにも驚いた。 |
関連本棚: |
権太の既読
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有機量子化学
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著者: |
藤本 博, 吉田 潤一, 高橋 まさえ, 中村 栄一, 河合 英敏, 吉沢 一成, 吉良 満夫, 森 聖治, 辻 孝, 大和田 智彦 |
出版社: |
朝倉書店 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
Science
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コメント: |
仕事がらみの本 |
関連本棚: |
権太の既読
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怪物が街にやってくる (朝日文庫)
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著者: |
今野 敏 |
出版社: |
朝日新聞出版 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
今野敏
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コメント: |
2009/6/6 ジュンク堂三宮店にて購入
2010/1/25一日で読了。
今野氏のデビュー短編集。後の今野作品の柱となるジャズ、武道、SFなどの片鱗が既に現れている。大学生時代に書いたとかで、表現が単調だったりしたが、これから作家として生きていこうとする熱気が感じられる。デビュー時やはりジャズ好きで知られる筒井康隆氏の推薦文付きであった、というが、ジャズのアドリブ感が感じられる熱い文、作品であった(そういえば、私も大学時代はジャズにのめりこんだのであった)。 |
関連本棚: |
権太の既読
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背の眼〈下〉 (幻冬舎文庫)
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著者: |
道尾 秀介 |
出版社: |
幻冬舎 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
ミステリ:道尾秀介
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コメント: |
2009/4/29 アシーネダイエー甲南店にて購入
2009/8/5~8/7
上巻を受けて、解決編。なかなか書きづらいので詳細は端折るが、ううむ、こういうオチにするか?という感じ。<br />解説でも述べられているが、京極夏彦氏の京極堂シリーズを意識したキャラ設定と霊的、宗教的なものをストーリーに絡ませるところなどは、私の好みではある。が、ちょっとなぁ、このオチはなぁ。残念である。<br />が、道尾、真備、凛のシリーズが続くらしいので、次作「骸の爪」に期待。 |
関連本棚: |
ごんごん
権太の既読
うらら
kojiad.
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封印された戦国名城史 (セレクション文庫)
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著者: |
井沢 元彦 |
出版社: |
ベストセラーズ |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
井沢元彦
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コメント: |
2007/8/16 Amazonにて購入
2009/4/1~4/4
先日、安部龍太郎氏の山城を歩いた紀行を読んだが、似たような内容。ただし、安部氏が実際歩いた様子を中心に隠された史実を実地体験をもとに類推していたのに対し、井沢氏はあとがきを読むと実際にその場に行ってるみたいだが、資料中心の書き方になっている。両者の作風と比べても面白いかも。扱っている城は犬山城、丸岡城、岐阜城、安土城、岡山城、名護屋城、伊予松山城、熊本城、宇和島城、大坂城、備中松山城、豊後岡城、松本城、広島城、金沢城、弘前城、首里城、江戸城、彦根城、松江城、高知城、二条城、姫路城、名古屋城、丸亀城、松前城、五稜郭である。 |
関連本棚: |
権太の既読
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エナメルを塗った魂の比重<鏡稜子ときせかえ密室> (講談社文庫)
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著者: |
佐藤 友哉 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
ミステリ:佐藤友哉
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コメント: |
2008/4/20 アミーゴ書店HAT神戸店にて購入
2010/2/20〜2/24
私にとって2作目の佐藤作品。鏡家サーガと呼ばれるシリーズの2作目である。1作目を読んでからかなり時間がたってしまっていて、忘れている部分もあるが、1作目よりも不条理度というか訳わからない度はアップしている。面白く読めたのは読めたのだが、作品世界に入れたか?と言われると「否」と答えざるを得ない。主題となっているのはXXということなのだが、読み飛ばしてしまったのか、それはないんではないの?という提示のされ方だと感じた。
まあ、それでも面白く読ませるのだから、佐藤氏ワールドを私は嫌いではないのだろう。 |
関連本棚: |
権太の既読
khiraoka
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小泉武夫の料理道楽食い道楽 (日経ビジネス人文庫 グリーン こ 3-6)
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著者: |
小泉 武夫 |
出版社: |
日本経済新聞出版社 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
小泉武夫
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コメント: |
2008/12/4 Amazonにて購入
2009/5/29~6/4
移動中用の小泉武夫著「小泉武夫の料理道楽 食い道楽」を帰宅電車内にて読了。
相変わらず食に対する好奇心旺盛な小泉節が満開。今回も沢山美味しそうなものがあったが、油揚げの素焼きが一番食べたくなった。焼いてしょうがのすりおろしとしょうゆ、または焼いて大根おろしとしょうゆにくぐらせる調理は簡単なもの。香ばしい匂いがただよってきそうだ。 |
関連本棚: |
権太の既読
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十津川温泉殺人事件 (講談社文庫)
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著者: |
吉村 達也 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
ミステリ:吉村達也
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コメント: |
新規購入ではなく、積読状態のもの。
2008/5/5~5/7
志垣警部と和久井刑事コンビが温泉を舞台に活躍するシリーズ。とはいえ、今回は温泉はほとんどでてこず、2002年日韓ワールドカップの心象を中心にすえたミステリ。吉村氏の作品は、トリックを楽しむというよりストーリー展開を軽く読み流せるのが良いところ(?)。日本人が抱く韓国に対する複雑な感情をうまく使っていた。 |
関連本棚: |
権太の既読
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虚空の逆マトリクス(INVERSE OF VOID MATRIX) (講談社文庫)
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著者: |
森 博嗣 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
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コメント: |
2009/5/11~5/16
小説誌に掲載された短編を集めた短編集。
「トロイの木馬」:近未来のバーチャルリアリティが発達した世界の話。こういう最後は森さんにしか書けないだろうなぁ。
「赤いドレスのメアリィ」:バス停で真っ赤なドレスを着てじっと佇むメアリィと呼ばれる老婦人。何故彼女がそこに座っているのか誰も知らない。赴任早々彼女に興味をもった私の前に彼女の過去を知る一人の老人が現れて...森さんのもつセンチメンタリズムあふれる小品。
「不良探偵」:すこしおつむの弱いいとこのシンちゃん。小説家になった僕はシンちゃんの本名を探偵の名前につけてあげた。シンちゃんは一所懸命探偵役を果たす。純粋さが産む悲劇。
「話好きのタクシードライバ」:誰もが困るんだなぁ。
「ゲームの国」:これはメフィストで既読。回文がすごい。
「探偵の孤影」:姉を捜して欲しい、との依頼を受けた探偵。近くのビルの一室で白骨化した死体を見つけるが...これは一見森さんの作風とは違う気がする。誰に近いだろう。ちょっと変わった雰囲気。
「いつ入れ替わった?」:これも初出のメフィストで既読。S&Mシリーズ。思わせぶりな最後である。 |
関連本棚: |
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