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化石ウォッチングin City (カラーブックス)
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著者: |
三宅 隆三, 川瀬 信一 |
出版社: |
保育社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都・・・と、14の都市の化石マップ付き。
いろんな都市の化石が、カラー写真で載ってます。
一億年とか前に海を泳いでた生き物が、今になってうっかり日本のデパートの壁で見れるって、すごい♪ロマンです。
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関連本棚: |
K内
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近くて遠い中国語―日本人のカンちがい (中公新書)
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著者: |
阿辻 哲次 |
出版社: |
中央公論新社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
「中国語は漢字だから筆談でなんとかなるべー」と思ってるやつ、甘いわ!!
という話。
私も学生時代中国に友人と行ったけど、友人が筆談やってたから、全く困らなかった。
が、彼は大学で第二外国語で中国語を取ってたからだったのかも、と、思いました。
最後の章「『中国語は見たらわかる』か?—『人民日報』を読んでみる」で、
例文を解説して中国語の面白さ・難しさをといてるのが、面白かった。
例えば、温度の、「華氏」が、「ファーレンハイト」のことなのはご存知でしょうが、
なんで『華』かというと、中国語で「ファーレンハイト」を表記したときの一字目が『華(hua)』だからなんだってーーー。知ってましたか、そうですか。
それと、中国語でミニスカートのことを「迷你裙子」と書くらしいのですが、「迷你」って、「あなたを迷わす」じゃん!!とか。 |
関連本棚: |
K内
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ゲーデル 不完全性定理 (岩波文庫)
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著者: |
ゲーデル |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
全300頁くらいですが、うち『不完全性定理』の論文自体の部分ははじめの60頁。
論文は読んでません。数学の論文とかいって意味わかんね。<br>
<br>
残りの大半は訳者による解説。
こちらを読みました。
不完全性定理が提出されるにいたった背景など。<br>
19世紀大半:科学万能の時代<br>
1872年:生理学者デュボア・レーモン『自然認識の限界』とか言い出す。<br>
1890年:ヒルベルト、数学における『可解性』を着想。<br>
※本書121〜122頁「可解性とは『人類は勝利できないと運命づけられてはいない』という主張であり,『努力をしないでも必ず自動的に勝つということになっている』という主張ではなかった」←泣ける!<br>
〜1920年:ヒルベルトの公理論に関わって、クロネカー、デーデキント、カントール、ラッセルとかの数学者・論理学者がけんけんがくがくやる。<br>
1931年:ゲーデル『不完全性定理』で「可解性、ムリポ」宣言。ジ・エンド。
<br><br>
まあ、全体としては、よくわかんなかったです。小3から算数は苦手ですので。<br>
ただ、養老なんとかがよく使う「不完全性定理」の現代的(?)な使い方
(自然なんてのは結局よくわかんねーもんなんです、の一本槍みたいな)は、
それはそれでキケンなかほりがするので、読んでみた、という感じでした。 |
関連本棚: |
p-his
佐藤優
K内
musao3
大学生のための100人100冊
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新釈 走れメロス 他四篇
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著者: |
森見 登美彦 |
出版社: |
祥伝社 |
評価: |
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コメント: |
表題の『走れメロス』(太宰治)の他、『山月記』(中島敦)、『藪の中』(芥川龍之介)『桜の森の満開の下』(坂口安吾)、『百物語』(森鴎外)の、現代版劣化コピー。
「劣化」は言い方悪いですが、劣化のさせ方が著者らしくて面白いです。<br>
『山月記』は、原作が大好きなのもあってか、楽しめました。
原作のダメ人間ぶりが、著者のよく書くダメ人間によくマッチしていて。
にしても、原作:虎→新釈:唾って。。<br>
『桜の森の満開の下』は、原作:山に住んでた鬼が都に移住→新釈:京都に住んでた著作家目指す学生が東京に移住。
これは普通に現代的な恋愛小説として楽しめました。<br>
どれも、原作は<a href="http://www.aozora.gr.jp/">青空文庫</a>あたりで無料で読めちゃいます。短編だしすぐ読めます。
もともと原作を知ってると面白さが倍になると思われます。 |
関連本棚: |
megabossa
ひめぞう
K内
ラ・マスカラJr.
とむ
mago**
kimbook
しのぴー
matsumaru
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錯視完全図解―脳はなぜだまされるのか? (Newton別冊)
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著者: |
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出版社: |
ニュートンプレス |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
動く錯視(例→<a href="http://www.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/">北岡明佳の錯視のページ</a>)とか、
古典的な2パターンに見える<a href="http://www.geocities.jp/meto178/illusionline_necker_cube_clear.html">ネッカーの立方体</a>とか、
ステレオグラム(<a href="http://iyi.yi.org/junoi/grafix/stereograms/index-j.html">例</a>)とか、
同じ長さなのに違って見える<a href="http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/ML1889F.html">ミュラー・リヤー錯視</a>などなど。
最後にちょっと脳の話も。
すげー。気持ち悪くなるぜーー |
関連本棚: |
m2
K内
らいさん
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ズッコケ中年三人組
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著者: |
那須 正幹 |
出版社: |
ポプラ社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
小学生時代に、『ズッコケ三人組』シリーズを何冊か
(たしか『うわさのズッコケ株式会社』とかを。)読んだことがあったので、楽しめました。
見返しの『稲穂県ミドリ市花山町』の地図や、
『花山第二小学校六年一組』の図はとても懐かしかいです。
三人組は40歳、ハチベエはコンビニ経営、ハカセは中学の先生、モーちゃんはフリーターになってました。
それぞれが、現職につくまでの過程が、また切ない。。
小学生のときには、自分が大人になったときのことなんて、
リアルに考たこともなかっただろうに、
それぞれにオトナの事情を抱えるようになっていました。
切なすぎる。。 |
関連本棚: |
らいさん
syousetusensyo
K内
wabisabi
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不動心 (新潮新書)
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著者: |
松井 秀喜 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
内容はどっかの自己啓発本にも書いてあるようなことで、
いい大人になってこういう本読むやつは負け、と思いつつ。。<br>
ヤンキース時代(特に骨折した2006年)、巨人時代、星陵高校時代、
いろんなエピソードとその時々の松井の姿勢が書いてありますが、
非常にまじめで、前向きで、できた人だなー、松井。<br>
過去のことや、他人のことはコントロールできないけれど、
「未来の自分はコントロールできます。少なくとも過去よりは思い通りにできる可能性を秘めています。それならば、前に向かうしかありません。」
だってさー。<br>
で、実際すごい努力してると。「努力できることが才能である」と。
まじめだ。<br><br>
余談ですが、最終章「すべては野球のために」にこんなことを書いてました。(長くなりますが)<br>
「結婚願望もないわけではありません。健康な人、相手を思いやる心を持っている人、自分と同じ価値観をもっている人、遠征が多いのでひとりでいることに耐えられる人、食べることが好きなので、できれば料理の上手な人などが理想でしょうか。」<br>
って、理想たけーよ。そんなんだからモテないんだよヴぁーか。
ですが、ここからも、彼のまじめさがわかります。憎めない。 |
関連本棚: |
Donna
FailoFAX
yasunari
Ito
ogawaso
K内
ばんぐ
hirschkalb
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生物の世界 ほか (中公クラシックス)
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著者: |
今西 錦司 |
出版社: |
中央公論新社 |
評価: |
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コメント: |
学部時代に読んで、やられてしまった本です。
「棲み分け」理論はこの人が言いだしっぺです。
いまだに、仕事やプライベートで「すみわけ」という言葉を聴くと、ほんとに心臓がバクバクします。<br>
この本は著者が若いときの本で、まだ意欲的で生態学をぶちこわすぞ的な勢いがあります。
後の今西進化論での「なるべくしてなる」とか「いわくいいがたし」とか、もう科学じゃないです。呪術的です。<br>
ちと危険な香りのする人なんですが、某大学の某生物学科なんかでは、いまだにコアなファンがたくさんいる気がします。 |
関連本棚: |
一無
K内
nobuo_o
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詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)
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著者: |
茨木 のり子 |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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コメント: |
これは良書です。
現代詩が50編ほど掲載されていて、それに茨木のり子氏がとっても優しい語り口で思うところを述べています。
「はじめに」を読むだけでも、茨木氏の詩への思いがあふれ出てくるように感じます。よ。私には。
それまで年に1冊本を読むかどうかだった大学1年の私が、この本をきっかけに芋づる式に本を読み出した、そういう本です。
「文学ってイイなぁ〜」「芸術、ポッ(*σ_σ*)」と思い出したのです。
<br>
「食わずには生きてゆけない。」(『くらし』(石垣りん))とか、
「生れるってな、つらいし/死ぬってな、みすぼらしいよ—/んだから、摑まえろよ/ちっとばかし 愛するってのを/その間にな。」(『助言』(ラングストン・ヒューズ 木島始 訳))とか、
もうね、震えますよ。 |
関連本棚: |
岸リトル
中学生はこれを読め!
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K内
nobuo_o
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ムンクを追え! 『叫び』奪還に賭けたロンドン警視庁美術特捜班の100日
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著者: |
エドワード・ドルニック |
出版社: |
光文社 |
評価: |
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コメント: |
面白い!((o(‾ー‾")o))
ノンフィクションで、登場人物とか事件現場とかの写真も載ってます。
その、登場人物が非常にキャラ濃く書かれてて、小説みたいに面白いんです。
ルパンルパ〜ン♪
(↑ルパンざさ〜ど♪、でしたねはいはい)
の実写版て感じです。
おとり捜査官、(゜∀゜)カコイイ!!
美術館の交渉係になって、泥棒と、高級ホテルで闇交渉したりするんですよ。
また、美術品の盗難史とか美術史とかがドラマの横糸みたいになってて、これまた、
ワナビー教養人の心をくすぐります。 |
関連本棚: |
K内
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