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BISビブリオバトル部1 翼を持つ少女〈上〉 (創元SF文庫)
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著者: |
山本 弘 |
出版社: |
東京創元社 |
評価: |
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カテゴリ: |
ライトノベル
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コメント: |
「ビブリオバトル」というのは実在の競技だそうで、持ち寄った本(ジャンルは問わないらしい。ラノベでもコミックでも)をそれぞれアピールし、聴衆を含めた参加者に「読みたい」と思わせたら勝ち、とのこと。
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この本は、その「ビブリオバトル」を部活としている高校生たちの群像劇といったところ。それぞれの個性が立っていて興味深い。ちなみに紹介されている本もすべて実在の本なので、自分の読んだ本・好きな本が紹介されているのを見つけるのも楽しい。
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後半に描かれているバトルと、そのエピローグで語られる「正義」のとらえ方。これは作者自身の主張なのだろう。 |
関連本棚: |
SaySet
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異世界食堂 1 (ヒーロー文庫)
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著者: |
犬塚 惇平 |
出版社: |
主婦の友社 |
評価: |
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カテゴリ: |
ファンタジー
ライトノベル
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コメント: |
ファンタジー世界に点在する「扉」の向こうは、現代日本のレストランだった...
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食事のシーンがとにかくいい。普通の定食なんだけど、メインだけでなく付け合せの食材や、サービスの水一杯にまで感動する描写が行き届いていて、とにかく旨そう。
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背景世界にもいろいろ作りこみがありそうだけど、そのあたりをすっ飛ばして食事シーンの描写に集中しているのも、いい割り切りだと思える。 |
関連本棚: |
SaySet
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ささみさん@がんばらない (ガガガ文庫)
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著者: |
日日日 |
出版社: |
小学館 |
評価: |
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カテゴリ: |
ライトノベル
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コメント: |
ひさびさの日日日。
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「ラノベのフォーマット」に沿った展開... なんだけど、徐々にそれを解体していくところも涼宮シリーズと共通している特色かな。ただ背景がディープになりすぎて泥沼化しやすいのが日日日だし、要注意かもだけど。 |
関連本棚: |
SaySet
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這いよれ! ニャル子さん (GA文庫)
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著者: |
逢空 万太 |
出版社: |
ソフトバンククリエイティブ |
評価: |
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カテゴリ: |
ライトノベル
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コメント: |
ラブクラフト一派による「クトゥルフ神話体系」にまたひとつ... というわけでは一切ないwww
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典型的な「ラノベのフォーマット」に沿って、ガジェットだけをクトゥルフ神話から借用したという感じ。この手のは、もういいかな。個人的には。 |
関連本棚: |
SaySet
かー
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世界平和は一家団欒のあとに (電撃文庫)
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著者: |
橋本 和也 |
出版社: |
メディアワークス |
評価: |
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カテゴリ: |
ファンタジー
ライトノベル
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コメント: |
アイディア一本勝負と見えて、意外と奥深い。
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6人兄弟+父母+αということで、ちょっと登場人物がおおすぎかも。シリーズ化を意識してるのかもしれないが、ひとまずチョイ役にしかなれなかったおねーさんたちがちょっと気の毒だったかな。
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「癒し系の力は、究極的には世界平和の敵となる」という主題については、結局のところ明確な回答は出ていないわけで、そのあたりを突っ込んだ続編がでてきたりすると面白そう。
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関連本棚: |
SaySet
F家(ラノベ・SF・TRPG)
無教養人
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ひぐらしのなく頃に 語咄し編―スクウェア・エニックス小説大賞アンソロジー
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著者: |
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出版社: |
スクウェアエニックス |
評価: |
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カテゴリ: |
ライトノベル
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コメント: |
ヴィジュアルノベル「ひぐらしのなく頃に」のアンソロジー集。...で、あってるのかな?
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いわゆるFanFiction集だが、さすがに原作者やコミック版執筆者が審査をしていることもあり、世界観に大きなブレはない。多少逸脱気味のものもあるが(それもまたよし、なのだが)おおむね原作の1エピソードにあってもおかしくないレベル。
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個人的な好みでいえば、「罰ゲームの話」と「野菜炒めの話」かなあ。 |
関連本棚: |
SaySet
服部
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ボクのセカイをまもるヒト (電撃文庫 (1168))
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著者: |
谷川 流 |
出版社: |
メディアワークス |
評価: |
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カテゴリ: |
ライトノベル
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コメント: |
あーこれシリーズ物なんだー。
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「絶望系...」みたいな方向にながれていくかなあと思いながら読んでいったんだけど、とりあえずこの巻ではそーいう方向性じゃなかった。
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でも「異様なほどこじんまりした世界観」とか「一応、記号的に役割を振られてはいるが、実態はなにもわからない登場人物」とか、すごく空気がにているのだ。まあ同じ作者だし当然かもしれんが。
<p>
しかしこの手の作品の「世界」の狭いこと狭いこと。《妖精》の世界とか《科学者》の世界とかいろいろあるが、あまり描写されないこともあるが一つの国とか都市くらいのスケール感しかなさそうな気がする。
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まあ「世界」一個分の描写ってかなり大変だろうけど。 |
関連本棚: |
SaySet
kios
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絶望系 閉じられた世界 (電撃文庫 1078)
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著者: |
谷川 流 |
出版社: |
メディアワークス |
評価: |
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カテゴリ: |
ライトノベル
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コメント: |
ライトノベル系の小説で、(いや、ライトノベルに限らないかもしれないが)こういう「予定調和的」な設定が好まれる傾向ってあるのかな、と思う。
設定のつじつまが合っているとか、あの伏線がここで効いている、とか。
それ自体はよくあるんだけど、なんかそれ<b>のみ</b>を追求してるんじゃないかと思われることがたまにある。
<br>
谷川 流の小説、特に時間移動を扱う物語では、特に顕著だと思う。涼宮ハルヒしかり、学校シリーズしかり。
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この小説も、時間移動こそ出てこない(ま、あるにはあるが)ものの、この「予定調和趣味」とでもいうようなフォーマットに完璧に適合する。
ある意味、「名人によるチェスの一手」のような味わいでもある。論理的に、かつ必然的に、おさまるべき所へ収まっていく、みたいな。
それ自体は、才能でもあろうし、キライではない。
<p>
...が、個人的にはダメ出しておこう。
なんというか、予定調和的整合性を追求するあまり、はしょられているディテールがあまりにも多いのだ。
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詳しくはネタバレになるから書けないが、あの一族があのような形で成り立っている背景とか、主人公が壊れていく仮定とか。
そのあたりがあまりに断片的かつ断言的に語られるのみであるのは、それ自体が「舞台装置」であり「説明すべき部分ではない」、という意図であろうというのはある程度想像できる。
<br>
しかし逆にこの妙にこじんまりした世界観を維持するための作為にも見える訳で、ひょっとして紙面が足りないとか本来は前後編くらいにしたかったのかとか続編を考えているのかとか色々考えてしまう。
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とはいえ、単発の実験作としてなら許容できるかな。シリーズ化したらさすがに見限るぞ。
<p>
(知人につっこみをいれられたので、少し編集してみた) |
関連本棚: |
sumikawa
neanias
かー
IKeJI
SaySet
knyacki_j
bookbug
tohka
kios
ひろ
dorayakitaro
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