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夜更けのエントロピー (奇想コレクション)
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| 著者: |
ダン・シモンズ |
| 出版社: |
河出書房新社 |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
微妙……。面白くないというわけではないが傑作もないような気がする。スティーブン・キングが畏怖するのも当然で、それはダーク・ファンタジーという領域がかぶっているからなんだけど、自分がキングを読んだときにいつも怪奇描写で笑ってしまうのと同じく、「バンコクにて死す」は抱腹絶倒だった。でも、そういう読み方をしてしまうのは作者の意図したところではないと思うから、自分にはあっていない作家なのだと思う。表題作「夜更けのエントロピー」は良かったけどSFじゃないしね。「ドラキュラの子供たち」はあんなオチにしたせいで作品として矮小化したんじゃないだろか。 |
| 関連本棚: |
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エンベディング (未来の文学)
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| 著者: |
イアン・ワトスン |
| 出版社: |
国書刊行会 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
<未来の文学>第二弾。<br>
解説の山形氏によるとイアン・ワトスンは長編では似たような話ばかり書くそうで、これがその処女長編だそう。自分はイアン・ワトスン初体験のせいか、かなり面白く読むことができた。次から次に繰り出されるアイデア満載で中盤から結末直前までどきどきした。隔離された環境で特殊な人工言語を使う子供たち、村が水没の危機にあるなかエキゾチックな儀式に耽る未開の部族、そして宇宙からやってきた、奇妙な妄想を持った異星人。彼らが地球側にオーバーテクノロジーと引き換えに要求するものは……!という感じでSFらしい話になるのだが、ここから急に話が反転する。「最悪の敵にさえ起こってほしくないことは、高度な文明との接触だ」と言ったのは誰だか忘れてしまったが、ミュールキックの論理というものを読んだときは宜なるかなと思った。部族のほうもアレな結果になり、唯一残った子供たちも……。解説を読んでからもう一度読むと、ワトスンはそういう60-70年代SFの、異文化や異星人や超能力を持ってきて相対主義(立場が変われば真実も変わるという考え方)からうんぬんというありがちなSFを否定したかったのかもしれない、という読み方ができるように思えた。<br>
訳の口調に変なのが多かった。とりわけ前半に。同訳者の「暗闇のスキャナー」やシュナイアーものは結構普通に読めたから、たぶんこれは校正の問題なのかな。国書スレでそのあたりのことが書かれていたような記憶がある。<br>
<br>
しかし、山形氏の解説はいつもどおりとりつくしまがないというか。「SFファンというか弱い花は、物語の真の姿や、ガジェットのほんとうの仕組みがこれ以上解明することに耐えられない」のですよ。そういう意味では「わきまえろ山形浩生!」と自嘲できるかも。 |
| 関連本棚: |
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Distress
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| 著者: |
Greg Egan |
| 出版社: |
Gollancz |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
原書も読むつもり。「主観的宇宙論サイクル」三作め |
| 関連本棚: |
joesaisan
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