|
|
|
|
|
|
独創はひらめかない―「素人発想、玄人実行」の法則
|
著者: |
金出 武雄 |
出版社: |
日本経済新聞出版社 |
評価: |
|
カテゴリ: |
おすすめ
発想法
|
コメント: |
研究者や学生には激しくおすすめ。
有益かつ面白い話が満載で、面白いページに折り目をつけてたらほとんど全ページに折り目がついてしまった。
<pre>
だいたい、私が個人的に知っているすごい仕事をした人には共通する特徴がある。
まず、博識である。自分の分野だけでなく、ほかの分野も。次に、頭の回転が速い。
相手の言っていることと自分の言いたいことの間にある共通点と矛盾点、
それらの論理関係に気がつくだけでなく、それらに関連する事実をさっと
引き出すことができる。だから、議論が面白く、はりがある。さらに、
ジョークがうまい。日常の出来事と自分の学問分野が関連づけられているから
共通点と矛盾点を誇張したりして、そのおかしさに品があり、一つの真実が
あるようなジョークが言える。
</pre>
ムズカシー |
関連本棚: |
ぷー
sshinji
suchi
増井
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
幸せはいつもちょっと先にある―期待と妄想の心理学
|
著者: |
ダニエル ギルバート |
出版社: |
早川書房 |
評価: |
|
カテゴリ: |
心理学
おすすめ
|
コメント: |
<li><a href="http://kashino.exblog.jp/5162628/">柏野氏書評</a>
<li><a href="http://ep.blog12.fc2.com/blog-entry-788.html">科学に佇む心と身体</a>
<li><a href="/%E5%A2%97%E4%BA%95/0007183135">原著</a>
<li>幸せとは何か、という話は少なくて、
人間はいかに状況を予測するか/予測に失敗するか/という話が大部分のようだ。
脳は存在しないデータをすぐ補完してしまう割に変化や欠落に気付きにくいという話(3話)や、
現状を通してしか未来を考えることはできない話/
脳はモジュールを共有してるから満腹のとき空腹を創造できない話(4部)、
人間はいろいろ自己正当化する(5部)など。
|
関連本棚: |
増井
michico
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
逆風野郎 ダイソン成功物語
|
著者: |
ジェームズ・ダイソン, 樫村 志保 |
出版社: |
日経BP社 |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
おすすめ
伝記
|
コメント: |
「サイクロン掃除機」を発明したダイソン氏の自伝。サイクロン掃除機の発明にいたるまでの数々の経験や、発明したサイクロン掃除機を実用化/商品化するまでの様々なできごとや苦労が楽しげに書かれている。何かを作って世に出して成功したいと思っている人には大変刺激的で面白く、元気が出る本である。
<br>
ダイソン氏はもともとロンドンのRoyal College of Artsでデザインを専攻していたのだが、高速に水上を移動できる「水上トラック」や、前輪を球にすることによってはるかに扱いやすくなった手押し一輪車など様々なものを発明して商売を軌道に乗せた後、たまたま見かけた集塵機を掃除機に利用できることに気付いたのをきっかけに開発を行なったものらしい。英米の掃除機メーカや工具メーカなどに何年にもわたって売り込みをかけたものの、条件の問題で契約に至らなかったり、勝手に類似品を作って売られたり、あらゆる挫折を味わった後、日本の会社で製品化されたことをきっかけに爆発的に売れ始め、現在イギリスでは掃除機売上の半分以上がダイソン社のものになっているらしい。
<br>
既存の大メーカの立場から見れば、田舎の発明家の工夫などに大金を払う気にはならないだろうし、仮にそれが良いものだったとしてもなんとか特許の抜け道を捜して自社開発を行なおうと全力をあげるだろうから、ダイソン氏が苦労したのは無理もない。普通の人間ならば、何年もやっているうちに飽きたりあきらめたりしそうなものであるが、実験開始から実用的な掃除機を作り出すまで3年も家に籠って実験を続けたり、完成した後もスポンサーを求めて何年も世界を飛び回ったり、根っからの発明家であることに加えて大いなる信念と根気をもって開発や売り込みをし続けられたことが成功に結び付いたことがよくわかって感動的である。
<br>
それにしてもダイソン製以外はすべてパチモンであることをはじめて知った。 |
関連本棚: |
moa
Jane
svslab
増井
alcus
kdmsnr
torus
honjorno
stonechild
Geneve
eggman
siio
は
nobsun-old
ogijun
rage1515
masuilab
suchi
|
|
|
|
|
ウェブユーザビリティの法則 改訂第2版
|
著者: |
スティーブ・クルーグ |
出版社: |
ソフトバンククリエイティブ |
評価: |
|
カテゴリ: |
Webデザイン
おすすめ
|
コメント: |
<li>わかりやすい大規模サイトを作る方法をユーモアまじりで
簡潔に記述している。素晴らしい。
<li><a href="http://sensible.com/">著者サイト</a>
<li><a href="/%E5%A2%97%E4%BA%95/0321344758">原著</a>の方がインパクトある見栄え。
<li><a href="http://www.goodpic.com/mt/archives2/2009/03/dont_make_me_th.html">http://www.goodpic.com/mt/archives2/2009/03/dont_make_me_th.html</a>
<li>原題は「Don't make me think」らしい。
頭を使わないのが真に正しいユニバーサルデザインだと思うので
このタイトルはすばらしい。
<li>クルーグのユーザビリティ法則(p.245)
<ul>
<li>第一法則:ユーザーに考えさせない
<li>第二法則:何回クリックしなければならないかは問題ではない。どのクリックも考える必要がなく、明白である限りは
<li>第三法則:各ページの言葉を半分にしたら、残りをさらに半分にせよ
</ul>
|
関連本棚: |
Hacker News
kmr
minkewhale
増井
なおき
増井研
masuilab
|
|
|
|
|
日本怪奇小説傑作集1 (創元推理文庫)
|
著者: |
紀田 順一郎, 東 雅夫 |
出版社: |
東京創元社 |
評価: |
|
カテゴリ: |
おすすめ
|
コメント: |
<li>怪奇小説アンソロジー。
明治の文豪の怪奇的短編が満載。
<li><a href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%c2%e7%c0%f4%b9%f5%c0%d0">大泉黒石</a>というのはすごい人なのね。 |
関連本棚: |
重度幻想病
増井
|
|
|
|
|
奥の細道―マンガ日本の古典 (25) 中公文庫
|
著者: |
矢口 高雄 |
出版社: |
中央公論新社 |
評価: |
|
カテゴリ: |
おすすめ
|
コメント: |
矢口高雄は実際に同じ道をたどって丁寧な絵を書いているから
かなり実際に近い雰囲気が描かれているのだろうと思う。
<br>
<a href="/%E5%A2%97%E4%BA%95/4122037050">徒然草―マンガ日本の古典〈17〉 (中公文庫)</a>など、このシリーズは楽しい。 |
関連本棚: |
増井
増井が薦める漫画
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
脳を活かす!必勝の時間攻略法 (講談社現代新書)
|
著者: |
吉田 たかよし |
出版社: |
講談社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
おすすめ
|
コメント: |
時間を有効に使って勉強する方法が沢山書いてある。
方法はそれほど目新しいものばかりではないのだろうが、
自分がその方法を試したときの効果のほどや、
医学的知見などが書いてあるので説得力がある。
うまくいかなかった方法の経験についてもいろいろ書いてあるのも面白い。
受験とか資格とかのための効果的勉強法として一読の価値はあるだろう。
<br>
著者はいったい何を目標に勉強してるのかさっぱりわからないのが不思議ではある。効果的に勉強して灘中に入り、効果的に勉強して東大に入り、効果的に勉強して医者や国家公務員試験その他もろもろの資格をとり、 ... といった生活を送ってきた結果、効果的に勉強することおよびその啓蒙活動が最終目標になってしまったのだろう。そのノウハウ伝授が人の役にたっているのだから良いのかもしれないが空しい気分は残ってしまう。
<ul>
<li> 時々「伸び」をすると頭がサエる
<li> 効果的にカフェインを使うとよい。使いすぎると効き目がなくなる。
<li> ガムをかむと集中力が出る
<li> 意思を生み出す中枢の前頭連合野は「おしゃべり」で活発化する
<li> 脳は疲れるが、疲れても気付かない。30分に一度は休憩が必要。
<li> 昼前が思考力のゴールデンタイム
<li> 寝る前が記憶力のゴールデンタイム。寝ると記憶が長期記憶化する。
<li> カンヅメは効果がある
<li> 細切れ時間でできることとできないことがある
<li> (簡単なことを覚えるのは1分でよい / 何かを理解するのは10分いる / 何かを想像するには30分いる)
<li> すきま時間に系統の異なることをするとよい (e.g. 理系の人なら文系の本を読む)
<li> システム手帳勉強法 - 学習したいことをシステム手帳にはさんでいつも持ち歩く
<li> オーディション効果 - 候補は多いほど良い
<li> 歩きながら発想するとよい
<li> 時給より高い本は少ない。必要なところだけ読め。
<li> 見るべきTV番組かどうかは最初の1分でわかる
<li> 官僚は自分に都合のよいとこだけまとめて政治家に渡すことがある。
<li> 10分昼寝は効果的。それ以上は駄目
<li> やらなければならないことはポストイットにはり、とりあえず忘れるのがよい。
<li> 後で何かをやる必要がある場合は、アラームをセットし、とりあえずそのことを忘れるのがよい。
<li> 効率良い「ながら作業」をやれ
<li> アルコールの力で寝るのは逆効果。かえって眠りが浅くなる。
<li> 熱い風呂はよくない。眠れなくなる。
<li> 真っ暗だとかえって眠れない。
<li> 低体温は体によくない。
</ul> |
関連本棚: |
みわ
reservoir
dainichiro
増井
asian_lib
takoyakim
増井の処分予定本
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|