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名ばかり大学生 日本型教育制度の終焉 (光文社新書)
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著者: |
河本敏浩 |
出版社: |
光文社 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
評論
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コメント: |
2010/1/23 Amazonより届く
2010/1/24 一日で読了
最近の大学生の学力低下を主題に現在の教育制度の矛盾を論評している。大学教員が自分達の無策を棚に上げて学力低下の原因を高校などに押し付けている、というのは一理あるとは思うが、問題はそれだけではないだろう。途中ででてくる校内暴力、援助交際やモンスターペアレントの出現の原因について、一概には言えないが、としつこいくらい繰り返し結論的には自分の言いたいところに落とす論理構成はフェアではない。著者は大学入試をまず変えることで、高校以前の教育はがらりと変わるはず、というが、それだけではおそらく変わるまい。一流大学出の人間しかとらない企業、大卒だけが価値がある、とする日本人の認識全体を変えなければ。最近の政治の世界もそうだが、誰か、どこかに責任を押し付けてすむ問題ではないと思う。 |
関連本棚: |
権太の既読
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ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書)
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著者: |
上杉 隆 |
出版社: |
幻冬舎 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
評論
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コメント: |
2009/9/21 Amazonより届く
2009/10/22〜10/23
なんでもかんでも欧米流が良いと思わないが、上杉氏のいうジャーナリズム・ジャーナリストの定義は至極まっとうに思える。ひるがえって日本の記者クラブは非常に問題が多いように思える。自分達の特権を守っているようにしか見えない。自信があるなら開放すればよいのだ。特権の上にあぐらをかいているようにしか思えないなぁ。新聞の購読数がかなり落ち込んでいるように聞く。このあたり解消しないといつか自分で自分の首を絞めるような気がする。また、記者会見(この用語すら使わせたくないみたいだが、「記者クラブ」の皆さんは)をオープンにしようとする民主党の方針には賛成だ(一部でかなりの抵抗にあっているようだが)。 |
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オバマ・ショック (集英社新書 477A)
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著者: |
越智 道雄, 町山 智浩 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
評論
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コメント: |
2009/1/24 ジュンク堂住吉シーア店にて購入
2009/5/17~5/19
ちょっと時期を逸してしまった気がするが、中身はブームに乗った薄っぺらいものではなく、アメリカ人が何故オバマを選ばざるを得なかったか、オバマが選ばれたことの意義を対談形式で深く掘り下げている。アメリカ建国以来のアメリカ人の政治意識などもわかってとても優れた本。ストリームのコラムの花道ポッドキャストで知った町山さんは単なる愛とエロの伝道師ではないことが良くわかる本。 |
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下流大学が日本を滅ぼす! (ベスト新書)
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著者: |
三浦 展 |
出版社: |
ベストセラーズ |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
評論
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コメント: |
2008/8/23 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
2009/4/30~5/7
タイトルの通りの内容であるが、大学数の増加と多様な入試制度のせいで、いわゆる上級校以外、簡単に入れるようになってしまったがため、多くの大学生の基本的能力(学力のみならず生活力も)が低下している、との指摘。まあ、良く言われていることである。大学は高校のせいにし、高校は中学のせいにし、中学は小学校のせいにし、小学校は親のせいにし、と無限に続く責任のなすりつけあいであるが、学歴偏重社会を改め、多様な生き方を尊重し、それぞれが見合った収入を得られるような社会にならなければ、永遠にこの責任放棄の連鎖は続くのであろう。最終章で著者が提示する改革にはうなづけるところもあるが、いくら改革しても日本人の価値観が変わらない限り、どうしようもないのかも。かと言って名案が無いところが閉塞感を生み出しているのだろう。またその閉塞感ゆえ若者はさらに停滞してしまうのだ。 |
関連本棚: |
権太の既読
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このミステリーがすごい! 2009年版
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著者: |
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出版社: |
Takarajima Books |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
評論
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コメント: |
2008/12/12 Amazonにて購入
2008/12/13~12/17
一位の伊坂幸太郎は既に読んでいる作家だが、Best10内では柳広司、湊かなえ、道尾秀介氏の作品に興味を引かれた。ただ、文庫になるまで買うつもりは無いが。 |
関連本棚: |
権太の既読
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日本力 アジアを引っぱる経済・欧米が憧れる文化! (講談社プラスアルファ文庫)
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著者: |
伊藤 洋一 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
評論
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コメント: |
2008/2/3 Amazonで購入
2008/11/24~12/14 主に移動中に読む。
テレビ・ラジオでもお馴染みの伊藤洋一氏による、日本経済の応援歌。日本人によく見られる過度なまでの自国経済、文化に対する悲観論を、台頭著しい、韓・中・印と比較して論じている。確かに、悲観しすぎることはないと思うが、やはりここのところの日本を見ていると不安ではある。まあ、その悲観的なところが今日の繁栄を作り上げた、ともいえるのではないか。 |
関連本棚: |
権太の既読
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開封 高橋克彦 (講談社文庫)
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著者: |
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出版社: |
講談社 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
評論
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コメント: |
2008/9/9~9/12
高橋克彦氏の秘書をしている道又力氏の高橋克彦解体書。第一部のデビュー作から春朗合わせ鏡までの全作品解説と、第2部の作家になるまでの小伝の2部構成。
だいたい作品は持っていると思っていたが、いくつか意図的に買わなかったものを除いても持っていないのもあった。なんで買い逃していたのだろうか。 |
関連本棚: |
権太の既読
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