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おまえさん(下) (講談社文庫)
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| 著者: |
宮部 みゆき |
| 出版社: |
講談社 |
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差込みが二冊入ったこともありましたが、長くてちょっとダレて意外に時間かかりました。話としてはシリーズ三作の中で一番面白く、これまでの短編連作が最終的な一つのミステリーに繋がる形ではなく純粋に長編っぽい作りで、新たな登場人物も魅力的、とても読みごたえがありました。謎解きに関係者が揃って好き放題感想や自説を言い合うのは、コナンくんを見ているようでちょっと安っぽく感じましたが。続きはないのかな?その後が是非読みたいな。からみ酒や怒り酒ではなく、陽気に飲んで飲み過ぎて己の居場所がわからなくなってしまう〝どぶ板先生〝、気をつけよう。
2015-019 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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千春の婚礼 新・御宿かわせみ
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| 著者: |
平岩 弓枝 |
| 出版社: |
文藝春秋 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
うーむ。大好きだったシリーズ、思い出はいつもきれいだけど、それだけじゃお腹が空くので、新しいのがでたら読まずにはいられない。でも、なんだか読んでて心配になる。ボケちゃったんじゃないかな。話にまとまりや整合性がなくて、どうしちゃったんだろ。花世はもっとお祝いしなくていいの?縁談の話はどこ行った?何で誰もその事気にせず壮行会なの???
これで終わっちゃうのかな、って思ったら、オール読物の連載復活していた。立ち読みしたのも忘れてた。続きが読みたいような、もう堪忍して欲しいような、何とも言えないモヤモヤが残りましたが、まだ続いているのはやっぱり嬉しい。
2015-023
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| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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三匹のおっさん (文春文庫)
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| 著者: |
有川 浩 |
| 出版社: |
文藝春秋 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
ずっと手元にあったのですが、テレビの続編開始を機にようやく原作に着手。テレビは幼稚園から中学生までの三姉妹弟がみんな大ファン。テレビは意外にオリジナル脚本?もあったのですね。子どもらは続きも早速よろこんて見ています。原作に比べ遅い、若い二人の進展が楽しみです。本の感想忘れてた。とても面白かった!続けて続編読もう。2015-025
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| 関連本棚: |
増井
SKZ
Mikan Akashita
AkizoMickeyGo
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真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生 (ポプラ文庫 日本文学)
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| 著者: |
大沼 紀子 |
| 出版社: |
ポプラ社 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
シリーズ3作目、また新たな個性派の常連が加わりましたが、2作目に感じたのと同様にちょと小説的に話を複雑化しすぎて、なんか嫌な結末を迎えないかと不安になり読書スピードが鈍りましたが、当然そんなことはなく全員がいい人であったかい気分になれるラストでした。
「•••君はきっと、幸せになる」「大丈夫。君ならちゃんと、乗り越えられる」人は言葉に導かれる。
フルーツサンドがカギを握る乗り越えなくてはならない過去とはなんだろう、、、気になる。やめられない、続けて最後までいこきます。
2016-065 |
| 関連本棚: |
.SHO
AkizoMickeyGo
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書店ガール 2 最強のふたり (PHP文芸文庫)
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| 著者: |
碧野 圭 |
| 出版社: |
PHP研究所 |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
1巻目は何かいざこざばかりで、人の嫌なところがばかりが描かれている印象で、作者の意図がわからず困惑し挫折しかけましたが、この2巻目は嫌な人が減ってとても読みやすくそこそこ楽しめました。
お仕事小説というジャンルのようですが、女性が恋すること、働くこと、同僚や上司・部下後輩と付き合うこと、結婚や出産・子育てについていろいろ思い悩む様子がとてもリアルに描かれていて、優秀な女性が多く働く職場にいますので、ついつい身近な方々に置き換えて考えてしまいます。
前作と違い具体的に本に関する記述が増えて、当初の期待に近くなって満足度アップです。カズオ・イシグロとかも出て来てびっくり。
本はものとして完成品であって、本屋さんの存在は必要であり続けるといった記載も何か嬉しいし、そうであって欲しいと共感します。
テレビとはぜんぜん違う世界観、続きが楽しみです。
2015-027
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| 関連本棚: |
reiko510の2013
AkizoMickeyGo
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書店ガール 3 (PHP文芸文庫)
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| 著者: |
碧野 圭 |
| 出版社: |
PHP研究所 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
1巻目の違和感やテレビの軽さで、どうにも最初の印象はよくありませんでしたが、だんだんはまってきました。自分自身にも思い出と痛みといわくのある一冊が、とても重要な意味をもって取りあげられていて、本を通じた人と人との絆というか繋がりに、不思議な因果を覚えます。受け取らずに預かったその繋がりの今後が気になる、早く続きが読みたいな。
2015-028 |
| 関連本棚: |
reiko510の2015
AkizoMickeyGo
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女たち三百人の裏切りの書
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| 著者: |
古川 日出男 |
| 出版社: |
新潮社 |
| 評価: |
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| コメント: |
難解でした。ど根性で読了しました。けど、苦痛ではありません。そもそも嫌いでないテーマでしたし。語り手が繰り返し語りかける、「あなたたち後世の人々よ。」後世とは、作外の現世(うつしよ)なのか、過去なのか、それとも作中なのか。そもそも語り手は作中の人物なのか、作外の作中人物なのか、それとも現世(うつしよ)の人物なのか、怨霊なのか。物語と現実の融解、とにかく難解。
2015-031 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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妻は、くノ一 (角川文庫)
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| 著者: |
風野 真知雄 |
| 出版社: |
角川グループパブリッシング |
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| コメント: |
テレビもビデオしていたのに見ずに消去してしまった、残念。食わず嫌いでした。天地明察を想わせる主人公。謎だらけだけど妙に惹かれるくノ一妻。なんか凄く良いです。2018-003 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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真田三代 上 (文春文庫)
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| 著者: |
火坂 雅志 |
| 出版社: |
文藝春秋 |
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来年の大河ネタ。手持ちが無く駅の本屋で手にしたけど、、、うーむ。
真田太平記は数え切れないほど読み返した鉄板、けど本作はどうにもテーマが測りかねて惰性で読んだ感じ。作中人物も感情移入できない、池波正太郎と比較してはいけないのでしょうが。
久々に買った本なのにイマイチかな、会社の本棚行き。でも、中途半端も嫌なので下巻買ってしまった。
2015-033 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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真田三代 下 (文春文庫)
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| 著者: |
火坂 雅志 |
| 出版社: |
文藝春秋 |
| 評価: |
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| コメント: |
「みずからの信じる道をつらぬき通す」が、本書真田三代4名のテーマのようですが、どれもなんか上っ面で深くなく、どの生き方にも共感が持てるほど感情移入出来ませんでした。
言っていること、考えていること、行動していることは、当然同じ人物を描いた池波本と大きな違いはないのですが、書き手の技量なのか、私自身の先入観なのか、これほど読み物としての面白みに違いが出るのかと驚きです。
後追いの書き手は、違う視点の自分らしさというのを意識してしまうのでしょうが、解説で解説されていた、真田一族が何故米作りにも不向きな山間部にこだわったのかの視点なども、全く面白みに関係なく、それに人物や背景描写に深みを与えるでもなく、解説されるまでなんとも思わなかったのには逆に新鮮でした。
2015-034 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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光圀伝 (下) (角川文庫)
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| 著者: |
冲方 丁 |
| 出版社: |
KADOKAWA/角川書店 |
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(我が今生の大いなる務めは、弔いの喪主か)
上巻と打って変わって、作中のご本人が述懐するくらい、大切な人たちが次々死んでしまうけど、何故か暗い気分にそうはならなく不思議。上巻のような若者らしい清々しさは全然ないけど。冒頭の謎が最後に本書のテーマである「大義」に繋がり、かつ幕末の歴史が必然な定めのように描かれているのは、ちょっとやり過ぎでこそばゆいかな。けど、面白かった。ちなみに、左近に惚れました。
2015-036 |
| 関連本棚: |
reiko510の2015
AkizoMickeyGo
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『光圀伝』謎解き散歩 (新人物文庫)
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| 著者: |
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| 出版社: |
KADOKAWA/中経出版 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
この手の副読本やお散歩•グルメ本は大好きです。けど、これまで興味がありませんでしたので、水戸光圀のことを全然知らなかったと再認しています。
冲方さん曰くの、ノーベル文学賞と金メダルを取った首相で、市井の居酒屋に平気で出入りするのようなスーパーマンだと本当にしたのであれば、天下を取った家康のDNAって凄いなとつくづく感心します。
けど、その優位性が直系の本家には現れないのは不思議ですね。
一方で、幕末の志士が大日本史をバイブルのように扱っていたにも関わらず、現代の我々は「記紀」についてはそれなりに読んで解釈や批評も活発なのに、大日本史は殆ど留意しないのは不思議です。思い込みでしょうか。
2015-039 |
| 関連本棚: |
reiko510の2015
AkizoMickeyGo
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超高速! 参勤交代 (講談社文庫)
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| 著者: |
土橋 章宏 |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
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| コメント: |
テンポよく丸一日で読了。殿様の人柄が素晴らしい、それを写した家臣•領民ともの藩風も微笑ましい。その人柄と藩風は、忍びとしての矜恃が崩れた抜け忍すらも心変わりさせてしまう反面、幕府の権力闘争にも利用されてしまうけど、お金はなくても知恵と仲間の団結でその危機を乗り越えていく展開がとっても痛快。さらに、誰もが心に秘める暗い過去やトラウマが、幸少ない宿場女郎に癒されていくくだりは、とてつもない素敵なラブストーリー。「どう?押入れに、いい覚えができそう?」お咲サイコー!
【映画も観た】佐々木蔵之介がイメージ通りなのも含めまずまずでしたが、原作を魅力的にした、嬉しくなることも悲しくなることも含めた各種エピソードがスパッと省かれてしまっていて、ちょと薄っぺらくなちゃって残念。けど、「えっつさ〜こらさ」と、本当に列をなして走っている映像は笑えました。
2015-040 |
| 関連本棚: |
reiko510の2015
AkizoMickeyGo
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親鸞(二) (吉川英治歴史時代文庫)
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| 著者: |
吉川 英治 |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
知ってるようで知らないことって沢山ありますね。物語だと割り切っても、へーっと思うことが多々あります。散々京都で真宗の学校に出入りしていたのですが。なんとなく知っていた聖徳太子の夢の話が出て来ませんが、妻帯したのはもっと歳をとって悟りきって新たな宗派を立ち上げてからと勝手に思いこんでいましたが、法然上人の弟子の時代なんだとか、毎年初詣に行く赤山禅院が親鸞に所縁の場所だったとか。びっくりです。親鸞が聖者過ぎて出来過ぎ感は否めませんが面白く読んでます。
2017-046 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
さすけ
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