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考える・まとめる・表現する―アメリカ式「主張の技術」
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| 著者: |
大庭 コテイさち子 |
| 出版社: |
エヌティティ出版 |
| 評価: |
★★★★ |
| カテゴリ: |
02_ビジネス
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| コメント: |
良書。悔しいけどアメリカではこの本に書かれているような基本的な思考プロセス(クリティカルシンキング他)、プレゼンテーションの技術は小学校の頃から徹底的に鍛えられているそうな。<br>
<li>キュービング:あるトピックを6つの切り口で組み立てて説明する。1.描写/2.比較/3.連想/4.分析/5.応用/6.支持or不支持<br>
<li>ピラミッド原則:メインアイディア、サポーティングアイディア×3、サポーティングアイディアの補足<br>
<li>エッセイトライアングル:フック+ティーシスステートメント(いわゆる一番主張したい部分)+アーギュメント×3+リキャップ<br>
<li>日常会話でも『まず大事なこと』から:「週末はどうだった?」「楽しかったよ、久しぶりに中華街で肉まんの食べあるきをしてさ・・・」<br>
<li>想定外の質問をされたとき:「良い質問ですね」で一旦受ける。「知らなかった・なるほど」の代わりに「そのとおり」<br>
<li>米国の小学校の授業形態のひとつ“Show and Tell”:「私の好きなTシャツ」などのお題で実際のモノとその理由やエピソードを用意する。娘の学校(バリバリドメスティックな公立小学校)でも似たような宿題があったが、まさかプレゼンの練習のためにしていたとは思えんな。。。 |
| 関連本棚: |
SKZ
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世界を知る力 (PHP新書)
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| 著者: |
寺島 実郎 |
| 出版社: |
PHP研究所 |
| 評価: |
★★★★ |
| カテゴリ: |
99_その他
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| コメント: |
<li>ユニオンジャックの矢:ロンドン〜ドバイ〜バンガロール(印)〜シンガポール〜シドニー(p79)<br>
<li>五人のユダヤ人のジョーク:モーゼ、キリスト、マルクス、フロイト、オチはアインシュタイン(p91)<br>
<li>エネルギーも分散型ネットワーク化へ:スマートグリッド構想にはグーグルも参画。グーグルパワーメーター(p118)<br>
<li>「日米関係は米中関係」:メディアの帝王ヘンリールイスのチャイナロビー。蒋介石の失墜、已む無く日本を取り込んだ結果が日米安保へ。アメリカのアジア戦略は常に日米二軸で考えられていた、は幻想(p142)<br>
<li>「雁行形態論」は過去のもの:かつては日本がNIES諸国の発展を牽引したが、今はどこかが先頭に立ってリードするスキームではない(p148)<br>
<li>分散型ネットワーク時代に日本が浮上するには:3R=もったいない、輪廻転生など日本的に違和感のない概念。鈴木大拙「無分別の分別」。ものづくりへのこだわり、技術への敬愛を。(p150)<br>
時間も空間も俯瞰して「世界を知る」ためのヒントを指し示してくれる書。コムズカシイ表現は一切なく、分かりやすい。ちなみに文字が大きくて驚いた(笑 |
| 関連本棚: |
うめの気になる
kazuosij
SKZ
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天使の囀り (角川ホラー文庫)
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| 著者: |
貴志 祐介 |
| 出版社: |
角川書店(角川グループパブリッシング) |
| 評価: |
★★★★★ |
| カテゴリ: |
09_娯楽
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| コメント: |
恐ろしい。映像化は色んな理由で勘弁してほしい。リアルに再現されたら観るに耐えないだろうし、下手に作るとB級ホラーに成り下がってしまう。取材力、描写力、サービス精神旺盛なグロテスク要素の盛り込み方。そして厚生省(当時)を痛切に糾弾する社会派の一面も。貴志祐介は本当に凄い作家だと思う。解説の瀬名秀明が「敵わない」と吐露しているが、言われなくても分かっています。ホスピス、アマゾン、猿、線虫、蛇、蜘蛛、ガイア、自己改造セミナー。怖いよーーーー。読み返してみて一番怖かったのはカミナワ族の民話だったりして。「・・・だが兄は、肉を食べた。チェッチェッ。兄は、肉を食べてしまったのだ。大きな。■■■■のように・・・」 |
| 関連本棚: |
lindenbaum
ハルタソ
あき
ヌマシタ
なつみ
dot
ひろし
nowel
佐藤
SMS
SKZ
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新参者
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| 著者: |
東野 圭吾 |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
★★★★☆ |
| カテゴリ: |
09_娯楽
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| コメント: |
しかし東野圭吾。これだけコンスタントに良質なエンターテイメント作品を生み出せる能力は、どんだけだよ?と感服させられます。加賀恭一郎、今度は日本橋界隈に現れて。事件としては45歳の中年女性が何者かに絞殺される、というものだけ。これが10話の短編で構成される。この一話一話にきちんと推理とオチがあって。まさにドラマ1クール分にそのままなるなあと思っていたら、阿部ちゃん主演でドラマ化するそうで。そりゃそうだ。 |
| 関連本棚: |
yasudall
あっつん
SKZ
まっちゃん
0014
.SHO
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鷺と雪
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| 著者: |
北村 薫 |
| 出版社: |
文藝春秋 |
| 評価: |
★★★★ |
| カテゴリ: |
09_娯楽
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| コメント: |
時代は昭和初期。華族の娘である英子嬢と、お抱え運転手のベッキーさんこと別宮女史の謎解き活劇?この本自体は三話からなる短編集ではあるものの、昭和11年2月26日のことを描いた物語、という触れ込みを事前に知っていたので(最終話『鷺と雪』)、最後にどう着地するのだろう?とワクワクしながら読めました。でもこれ、実は「英子さん&ベッキーさん」シリーズの第三作めなんですってね。昭和初期のロマンが漂うミステリー連作ものであるという認識、さらには前作も読めていたら、もっと楽しめたかも。結果的に最初の二話(『不在の父』『獅子と地下鉄』)は、驚きのラストにがっつり伏線を張っているものでもなかったので。。。枕にはなっていたようですが。 |
| 関連本棚: |
who
大人の読書計画2009夏
ドリアン
SKZ
ogijun
hirschkalb
祝融朱雀
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きみの友だち
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| 著者: |
重松 清 |
| 出版社: |
新潮社 |
| 評価: |
★★★★☆ |
| カテゴリ: |
09_娯楽
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| コメント: |
やはり重松清は良い。文句の付けようがない。本当の友だちとは何なんだろう?友情だとか友だちとの人間関係に思い悩むティーンエイジャー達の葛藤だとか成長が描かれる10本の連作集。最終話で成長した登場人物が次々と現れるあたりでグッと来た。<br>
収録『あいあい傘』『ねじれの位置』『ふらふら』『ぐりこ』『にゃんこの目』『別れの曲』『千羽鶴』『かげふみ』『花いちもんめ』『きみの友だち』
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| 関連本棚: |
ジョセフ
かおぴー
平蔵
SKZ
死兆星
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乱反射
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| 著者: |
貫井 徳郎 |
| 出版社: |
朝日新聞出版 |
| 評価: |
★★★☆ |
| カテゴリ: |
09_娯楽
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| コメント: |
あたかも「風が吹けば桶屋が儲かる」「バタフライ効果」のように、一人ひとりの何気ない「自分だけは許されるよね」的な行動が思わぬ悲劇を呼び起こす。中盤まではひたすらお互いに無関係な人々のストーリーが展開され、それが一つの悲劇に収斂されていく(奥田英朗あたりが得意な手法)。被害者は結局誰を糾弾すればよいのか?何とも苦い後味の残る作品。 |
| 関連本棚: |
SKZ
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乳と卵
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| 著者: |
川上 未映子 |
| 出版社: |
文藝春秋 |
| 評価: |
★★★★ |
| カテゴリ: |
09_娯楽
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| コメント: |
苦手なはずの芥川賞。が、これはすんなり入ってきた。句読点の付け方の不親切さやら主語述語のいい加減さだとか、あげつらう声がAmazonレビューあたりでは散見されるものの、これはこれで良いと思う。豊胸手術を考える母親(39歳、主人公の姉)と、初潮に戸惑う娘(筆談しかしない)、その二人を迎える主人公。三人の女性の淡々とした関西弁が、淡々と展開されるだけ。人物描写も状況描写も適当なのだが、その世界観にとっぷり浸ってしまった。 |
| 関連本棚: |
おおいしさん
yasudall
beautiful.walk
SKZ
wabisabi
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勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド (ディスカヴァー携書 022)
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| 著者: |
勝間 和代 |
| 出版社: |
ディスカヴァー・トゥエンティワン |
| 評価: |
★★★ |
| カテゴリ: |
99_その他
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| コメント: |
これ面白いよ、と『<a href="/SKZ/4766784588">ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話</a>』を貸した同僚の女性が、逆に面白いよwと貸してくれましたので読んでみました。<br>
精神的にも経済的にも周りに依存しない、自立した生き方のできる女性を「インディ」な女性と言うんですと(反意語が「ウェンディ」w)。まあ突っ込みどころは満載な本でしたが、敢えて一点だけ指摘するなら、離婚を是としている主張。ご本人も何度か離婚をされているようなのですが、娘さんに申し訳ないと思ったことはないのかなあ。パートナーに不満ができた、どうしても改善できない、でもってインディな女性なら年収600万は稼いでいるので他人に依存しないで生活できる、だったら別れちまいなさい、と。大人の都合で親がコロコロ変わってしまう子供が不憫でならないのですけどね。 |
| 関連本棚: |
ikep
anne
nozz2008
カツマー
a.p.c-t.k@
miyaga50
岸リトル
kiroku
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牧野
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廃墟に乞う
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| 著者: |
佐々木 譲 |
| 出版社: |
文藝春秋 |
| 評価: |
★★★★ |
| カテゴリ: |
09_娯楽
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| コメント: |
祝!直木賞受賞!<br>
北海道を舞台にしていること、渋い中年刑事(警官)が淡々と事件に対峙するテイスト、何となく一貫した連作集であることなど、まさに作風は『<a href="/SKZ/4104555045">制服捜査</a>』に似た感じ。個人的には『制服捜査』の方が好きですが。<br>
今回に満足して筆を置いてしまったりしないといいんだけど。。。暫く堪能してみたい作家さんであります。 |
| 関連本棚: |
SKZ
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制服捜査
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| 著者: |
佐々木 譲 |
| 出版社: |
新潮社 |
| 評価: |
★★★★ |
| カテゴリ: |
09_娯楽
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| コメント: |
渋い。こんな恰好いい「制服警官」、現実世界にはなかなかいないでしょうけど。第一話の最後、主人公川久保の捨て台詞に、背筋が凍りつくような電気が走っただよ。。。 |
| 関連本棚: |
森乃屋龍之介
びー玉
二代目平蔵
らいさん
SKZ
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TOKAGE 特殊遊撃捜査隊
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| 著者: |
今野 敏 |
| 出版社: |
朝日新聞社 |
| 評価: |
★★★☆ |
| カテゴリ: |
09_娯楽
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| コメント: |
大手銀行の行員誘拐身代金事件に捜査一課の特殊犯捜査係が対峙する、という物語。主人公は覆面捜査専門のバイクチーム「TOKAGE」のメンバー、のはずなのに、実際は渋い係長の指揮っぷりが全面に描かれており。まあプロット自体は凡庸なものではありますが、さすが今野氏。キャラ立ても秀逸で、すいすい読ませます。 |
| 関連本棚: |
森乃屋龍之介
melito
しのぴー
SKZ
祝融朱雀
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天使の軍隊
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| 著者: |
佐々木 敏 |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
★★★ |
| カテゴリ: |
09_娯楽
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| コメント: |
インドネシアのスハルト体制の崩壊だとか小泉政権の誕生だとか日韓W杯での韓国有利の誤審だとかを「予言」したという佐々木氏。てかそんな触れ込みは胡散臭いから止めた方が良いと思うのだが。肝心の本作、実は北朝鮮と日本の間には隠された友好関係があって、中国は幾つかに分断していて、戦争を請け負う民間軍事会社があって、無人で戦う「war 3.x」が主流になりつつある2023年、そんな設定での物語。ロボット・ミリタリー・東アジア、この3つがand条件で興味アリ、という方には良いのかも。まあ一気に書き下ろした勢いは評価したいところですが。 |
| 関連本棚: |
一無
SKZ
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日本辺境論 (新潮新書)
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| 著者: |
内田 樹 |
| 出版社: |
新潮社 |
| 評価: |
★★★★ |
| カテゴリ: |
99_その他
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| コメント: |
内田センセ、お初でしたがフランクな語り口に好感が持てますね。<br>
<li>第一章:日本人は辺境人である<br>
丸山眞男いわく「きょろきょろして新しいものを外なる世界に求める」態度こそ日本人のふるまいの基本的なパターンである。<br>
<li>第二章:辺境人の「学び」は効率がいい<br>
「君が代」に最初に曲を当てたのはイギリス公使館にいた軍楽隊長のジョン・ウィリアム・フェントン氏。宮内省の人間が和風に改作して、最終的にはドイツ人のフランツ・エッケルトがアレンジしたそうな。
<li>第三章:「機」の思想<br>
難しかった。。。
<li>第四章:辺境人は日本語とともに<br>
日本語の人称代名詞。その言明がどのような「自他の関係」を構築しようとするかによって幾つものバリエーションがある。私、ぼく、儂、手前、小生、・・・欧米の言語には確かにありませんな。<br>
西周(にしあまね)氏により翻訳され作られた訳語の数々。哲学、主観、客観、概念、命題、肯定、否定、理性、現象、・・・。ある意味自国にない概念を新たに取り入れることに抵抗感を持たない国民性が、こういった新しい言葉を生み出せた。中国あたりではプライドがそれを許さずに、言葉を生み出せなかったそうだ。なるほどね〜 |
| 関連本棚: |
123
SKZ
権太
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kasta
高橋哲夫
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井上裕太
bugbug
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ドーン (100周年書き下ろし)
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| 著者: |
平野 啓一郎 |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
★★ |
| カテゴリ: |
09_娯楽
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| コメント: |
これは酷い。氏の別の作品(芥川賞を獲ったやつ)に対するAmazonレビューがまさに的を射ている。『ただ単に「仰々しい文体に溺れたい」という方は読んでみてもいいのではと思います』よくぞ言った!<br>
帯の煽り文句『最高の純文学にして究極のエンターテインメント! 2033年、人類で初めて火星に降りたった宇宙飛行士・佐野明日人。しかし、宇宙船「DAWN」の中ではある事件が起きていた。世界的英雄・明日人を巻き込む人類を揺るがす秘密とは?』<br>
これに踊らされると酷い目に遭います。ある事件って、単なる主人公の浮気です。同僚の女性を勝手に孕ませて医師である自ら堕胎させて。ちなみにこの浮気の背景描写はほぼ皆無。分人主義(dividualism なんですと)なんていう概念が2030年頃には跋扈しているそうなのだが、浮気をしたのは主人公の一つの人格(「ディヴ」と略すらしい。ダセーw)の仕業、それで嫁まで納得してしまっている感がある。なんじゃそりゃ?<br>
あー。書いているうちにイライラしてきた。無駄に難しい漢字を使い、わざわざルビを振り、〝V〟の発音は頑なまでに「ヴ」と表記する徹底ぶり。何だか必死過ぎて微笑ましく思えてくるぐらい。ヴェトナム、ライヴァル、リヴィング・・・(笑<br><br>
平野氏に心酔している方以外は、決して買わない方が良いと思います(私は図書館で借りましたw) |
| 関連本棚: |
nakanaka
SKZ
minek
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