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おまえさん(下) (講談社文庫)
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| 著者: |
宮部 みゆき |
| 出版社: |
講談社 |
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差込みが二冊入ったこともありましたが、長くてちょっとダレて意外に時間かかりました。話としてはシリーズ三作の中で一番面白く、これまでの短編連作が最終的な一つのミステリーに繋がる形ではなく純粋に長編っぽい作りで、新たな登場人物も魅力的、とても読みごたえがありました。謎解きに関係者が揃って好き放題感想や自説を言い合うのは、コナンくんを見ているようでちょっと安っぽく感じましたが。続きはないのかな?その後が是非読みたいな。からみ酒や怒り酒ではなく、陽気に飲んで飲み過ぎて己の居場所がわからなくなってしまう〝どぶ板先生〝、気をつけよう。
2015-019 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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/AkizoMickeyGo/4103360119
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| 著者: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
びっくりした。いつもの万城目さんの雰囲気で、西遊記を沙悟浄の視点から面白おかしく焼き直した作品だと思っていたら大間違い。直木賞は残念でしたが、とても良い作品でした。特に虞美人、可憐で純で一途な虞美人の、姿形はもちろん声までもが、読んでいるあいだ中、イメージが頭を埋め尽くしました。生意気ですが別境地に至りましたかね。今後がますます楽しみです。中島敦も読んでみます。
2015-017
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| 関連本棚: |
reiko510の2015
AkizoMickeyGo
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おまえさん(上) (講談社文庫)
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| 著者: |
宮部 みゆき |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
シリーズ三作目、そこそこ面白くずるずると読んでる。これまでの二作と違って長編のようだけど、相変わらず関係者の間に関係なさそうな事件がポコポコ出てくる。思い出すのも大変だけど、最後にどう繋がっていくのか楽しみ。忙しくてペースはダウン。
2015-016 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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日暮らし〈下〉 (講談社文庫)
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| 著者: |
宮部 みゆき |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
解説によると前作で心に傷を負った人たちを、癒すことがテーマだったらしい。なるほど。
けど、作中人物も読者である自分も全く爽快になるわけではなく、前作同様に何かしら暗く引きづるものがあります。
とはいうものの、作中人物にかなり馴染んできて、その人間関係の深化が自分のことのように嬉しく思えるようになりました。
まずまず楽しめた、続きも読もう。
2015-015 |
| 関連本棚: |
権太
AkizoMickeyGo
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日暮らし(中) (講談社文庫)
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| 著者: |
宮部 みゆき |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
やっぱり、のんびりホッコリした市井ものでは終わらなかった。前作から因縁深く、上巻でようやくその人となりの一環が覗かれた主要人物が、あっさり殺されちゃうのが落とし所とは、、、。まあ、面白いからいいや。久々の時代もの、ペースよくあっさり進行。読みたい本が溜まってきたので下巻もサクッと読もう。
2015-014 |
| 関連本棚: |
権太
AkizoMickeyGo
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こども武士道 大切な教えの巻
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| 著者: |
高橋 和の助, 大垣 友紀惠 |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
素晴らしい!子どもの図書館本にふと目が行って手に取った。新渡戸稲造の武士道の教え、義・勇・仁・礼・誠・名誉・忠義・克己心、それに本書オリジナルの慮の教えを、現代小学生が採るべき行動として、基礎編・応用編・実践編・発展編で具体的に解りやすく面白く示して感動もの。武士道にいちばん大切なのは、義の教え。しかし、正義を通すには、勇気や思いやりの心が必要。人のまちがいを見つけたからといって、「いけないんだ!」とさけぶことが正義では無い。あ~、子どもたちに読ませたい。あっ、子どものために嫁さんが借りてきたんだった。けど、自分用に欲しくなった。買っちゃおうかな。【雑学】三星堂の三省の意味、恥ずかしながら知らなかった。本当に誠をもって一日を過ごしたか、しっかり毎日振り返ろう。
2015-013 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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カンナ 飛鳥の光臨 (講談社文庫)
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| 著者: |
高田 崇史 |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
久々に自分の嗜好に合った一冊。展開する定説の否定と仮説はほぼ既知のものだけど、絡んで展開される現代のミステリーと、魅力的な二人の女性がとてもいい感じで、シリーズとして先が楽しみ。また、100円本探そう。面白かった、満足です。それほど飛鳥の描写は多くないけどまた飛鳥に行きたくなった。
2015-011 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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八十日間世界一周 (角川文庫)
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| 著者: |
ジュール・ヴェルヌ |
| 出版社: |
角川書店 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
「あした、なんとかしよう。さあ行こう」、こうありたい。
小中学生の時はほとんど本を読みませんでしたので、当然これも未読でしたが、少年の気持ちに立ち返りトライ。
正直、とっかかりはいまいちでしたが、読み進めて行くうちに、この何の毒にも薬にもならないお話にすっかり捕り込められてしまった。あ~面白かった。ラスト、思わずニヤリ。
無事、世界一周を終えて、勝ち得たものは幸せだけ。本を読み終えて得られるものも一緒ですよね。さすが少年小説、得られるものがとても素直。けど、本書と言い、今週NHK時代劇でラストを迎えた葉室さんの作品(本は未読)と言い、気のない素振りをずっとしているのに、得られた幸せをあっさり受け入れてしまうのは男のサガですね。
2015-010 |
| 関連本棚: |
reiko510の2015
AkizoMickeyGo
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屍者の帝国 (河出文庫)
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| 著者: |
伊藤 計劃, 円城 塔 |
| 出版社: |
河出書房新社 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
いやー難しかった。ホントに一行をほぼ2回以上読み直し、わからん単語はググり用語集を作り、答え合わせのような第三部では再度前にでてきた部分を探して読み直し、それでもまだまだわからないことばかりでした。けど、読むことに何も苦を感じない幸せな2週間でした。
「誰が本当の敵か自分で見極めろ」、リットンがワトソンに言うこのセリフは、読者である私にも向けられているようです。私は未だに解を見出せていません。もう一度読み直したい気分満載ですが、課題図書がたまるばかりなので断念します。映画化も楽しみです。2015-009 |
| 関連本棚: |
reiko510の2015
AkizoMickeyGo
SaySet
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【文庫】 A型自分の説明書 (文芸社文庫)
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| 著者: |
Jamais Jamais |
| 出版社: |
文芸社 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
思春期の娘が自己アイデンティティの確認のためか、自分のお小遣いで買ったのを、「パパも読んで」と言われたので流し読み。この頃ガミガミ怒ってばかりなので、自分のことわかって欲しかったのか、単に本好き同士で面白かったから勧めてくれたのか不明だけど、なんだかんだ嬉しい。「右と言われれば右、左と言われれば左、上と言われれば、「上とか無いし」と思う」「常に360度、気を配るレーダーがついている」「弱点を暴かせない」「ホントは誰かに愚痴を言いたい」「計画を立てるのが好き、計画に従って行動するのも好き、計画という言葉からして好き」「AB型といると落ち着く」らしい。笑った。娘は、「整理整頓が得意、けど実は面倒くさい」が、自分ぽいと言っていた。
2015-008 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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QED~ventus~〈鎌倉の闇〉 (講談社文庫)
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| 著者: |
高田 崇史 |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
伝奇
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| コメント: |
神の時空シリーズが気にいって手にしました。歴史うんちくとミステリーの構成は一緒でまずまず楽しめました。このシリーズの途中から読んだせいか、このことは前に話したとか、逆にこの話は長くなるからまた今度、が多いのが気になりすが、逆に最初から読んでみたいなと思わせます。一方、ミステリーの方はちょっとイマイチ、いらないかな。そうそう、このてのカテゴリーは伝奇と教えてもらいました。
2015-007 |
| 関連本棚: |
権太
てぷちゃん
matznaga
AkizoMickeyGo
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天地明察(下) (角川文庫)
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| 著者: |
冲方 丁 |
| 出版社: |
角川書店(角川グループパブリッシング) |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
適用されるものが、その後、世にいかなる影響を与えるかをできる限り予測した上で、最善の導入の算段を整える。保科正之の基本的な政治姿勢の具体的実現策で、いの一番に取り組まれたことが、各種勢力に対する綿密な根回しだ、には苦笑してしまうけど、、、。
「頼みましたよ」「頼まれました」、「まことに・・・私で、よろしいのですか」、、、「士気凛然、勇気百倍」。
いつまでたっても素直で謙虚で、自分に自信を持てない春海にとても共感を覚えてしまう。次の休みはDVD借りて見よう。
2015-002
【追記】DVDで映画をみました。原作の複雑な人間関係はわかりやすく整理されていたり、ストーリーも簡略化されていたりしましたが、原作の良さを損なうことなくとても良かった。天測や絵馬や上覧碁の様子が映像で見られて本の満足度が高まりました。宮崎あおいさんのえんが後半は原作以上に出番が多いのも、かわいいのでOK!
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| 関連本棚: |
blackbird
reiko510の2012
T.Miyashima
Mikan Akashita
ヤッちゃんの部屋
ピロコ
AkizoMickeyGo
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あの頃の誰か (光文社文庫 ひ 6-12)
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| 著者: |
東野 圭吾 |
| 出版社: |
光文社 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
参りました。作中のいちタイトルがたまたま目に入り興味を持った初東野圭吾さんでしたが、初読の印象はよくありません。
本人も気に入っていない?、出版社がつぶれて単行本・文庫化されていない?
「わけあり物件」と帯にありましたが、性善説のハッピーエンドが好きな
初心者にはちょっと辛く、あとが続かなくなりそうな残念な読後感。失敗でした。
2015-004 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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日本の大和言葉を美しく話す―こころが通じる和の表現
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| 著者: |
高橋 こうじ |
| 出版社: |
東邦出版 |
| 評価: |
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| コメント: |
「使ってみたい武士の日本語」に似た一冊、図書館本が気に入り思わず購入。一年最後の一日、ひねもす読書とは行きませんが、今年最後の一冊に満足。「語らい」はなぜか恥ずかしい。それは、心の内にある大事なものを人目にさらすことだから。「語らい」はなぜ幸せか。そうすることで、自分以外の人がそれに触れて、愛したり、大切にしてくれる可能性が開かれるから。先般、複数人でお互いの本の嗜好を語り合う折があり、いみじくもこのとおり。ちなみに「そつなくこなす」は、とてもいい意味らしい。さて、来年は何冊読めるかな。
2014-073
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| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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夢に見た娑婆―縮尻鏡三郎
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| 著者: |
佐藤 雅美 |
| 出版社: |
文藝春秋 |
| 評価: |
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| コメント: |
057で最新作を先に読んでしまったが、これはその前の作品のよう。けれど、057でも書いたように、もはや縮尻としてのシリーズの必要性はなく、その巻ごとのテーマをうんちく満載で語りながら、なんとなく縮尻の登場人物を絡めて謎解きしている感じ。今作は鷹狩りにからんだ鳥肉に関する売買と利権がテーマでうんちくの中心。知っている必要のない知識だけれども、こう丁寧に考証して語られるととても興味深い。ストーリーもまずまずで、結局シリーズとして引き続き満足。面白かった。
2014-071 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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陰陽師 螢火ノ巻
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| 著者: |
夢枕 獏 |
| 出版社: |
文藝春秋 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
シリーズも30年らしい。どれもそこそこ楽しめて安心して読める。
印象に残った文節。
汚れたもの、そうでないもの、すべてのものの上に雪は積もってそれを覆い、隠してしまう。
その下に何があろうと、雪がそれを包めば、ただ一面、白く清い・・・・・・
人の心にもまた、歳月というあのような白い雪が積もり、哀しみであれ、恨みであれ、なんでもあれあのような白い清いもので包んでしまうようなものなのであろうかな。そうであるのならば、この身に齢を重ねてゆくというのは、それほど悪いものではないのかな。
雪の下に隠れているように見えても、人の心の中には、様々のものが潜んでいるものだから、雪の下に、春も一緒に潜んでいると思えば、雪の下のものがあらわになることがあっても、それほど悪いことばかりとういことでもないということだな。
2014-070 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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