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(70/181)冊
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クライマーズ・ハイ (文春文庫)
クライマーズ・ハイ (文春文庫)
著者: 横山 秀夫
出版社: 文藝春秋
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コメント: <p>以前、「半落ち」を読んだときに、新聞記者の章が特に素晴らしいなと感じたんですが、その章だけで1冊の長編小説にしてしまったような本。面白くないハズがないです。今年になって読んだ本の中でもピカイチですね。</p> <p>日航機墜落事故の発生により大騒ぎになる群馬の地方新聞社の人間模様が書かれるのですが、解説によれば、その当時、作者は本当に群馬で新聞記者をしていたんだそうです。つまり、この本は作者の「伝家の宝刀」なわけで、これだけの筆力の作家の「伝家の宝刀」ともなれば、ここまでの威力かと、驚かされてしまいます。</p> <p>世の中には「伝家の宝刀」じゃないと水準に達しないので、ずーっと同じモノを書き続ける人もいますからねえ。</p> <p>思えば、あのジャンボ機が落ちた日は、私が親父の転勤で住み慣れた倉敷から水戸へと引っ越した日でした。夜、まだダンボールだらけの居間で、店屋物を家族で囲みながら、なんとか荷物の中からひっぱりだしたテレビに、「ジャンボ機消息不明」のニュース速報が踊ったことをはっきりと覚えています。次の日から荷ほどきを手伝いながら、部屋の隅でずーっとテレビがジャンボ墜落のニュースをがなり立てていた、暑い夏でした。</p> <p>そうやって見つめていたメディアの裏側の話なんですが、やっぱりメインは男の野心、連帯、嫉妬、裏切り・・・で、サラリーマンものって感じです。冷え切った家族や、変質した上司とのつながり、微妙な同期との関係などを抱えながらそれでも男は生きていくのだという、非常に男臭い話。しかし、なんというか、ウチの会社が外資だからなのか、名古屋というローカルにいるからなのか、そもそも私が根が薄情に出来ているからなのか、サラリーマンをもう5年以上やっているのに、そういうドロドロとした話の上澄みすら接したことがないですな。そういうのを、体が無意識に避けてしまうタイプなので、それはそれでいいんですけど、この話のまるごとをまるでスパイものを読むかのように受け取ってしまう私にも、なんか問題を感じたりする今日この頃でした。あふぅ</p>
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蛇にピアス (集英社文庫)
蛇にピアス (集英社文庫)
著者: 金原 ひとみ
出版社: 集英社
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大塚康生インタビュー  アニメーション縦横無尽
大塚康生インタビュー アニメーション縦横無尽
著者: 大塚 康生, 森 遊机
出版社: 実業之日本社
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コメント: <p>東映動画出身で、旧ルパンや「未来少年コナン」、「カリ城」などを作画した日本のアニメーターの重鎮、大塚さんへのインタビューです。プロフィールや、今までの仕事の話はもちろん、アニメーションの動きというものの考え方、アニメーターとはどのような意識であるべきか、アニメ現場での各ポジションの役割、アニメーターと演出の関係はどうあるべきかなど、非常に面白い話が山盛りです。正直、大塚さんが現役バリバリだったころのアニメにあんまり馴染みはないんですが、それでも、アニメファンとしていろいろと参考になるところ大ですね。</p> <p>それと、読んでいて思うのはアニメーションとシステム開発の類似性です。どちらも、本質的には、労働集約型産業ですから。</p> <p>例えば、オフショア開発なんていまごろ言って、インドや中国にプログラム開発を外注することが今、システム開発の現場でははじまっているのですが、アニメの作画を韓国や中国に外注するなんてのは、アニメの現場ではずいぶんと昔からやっていることです。そのクオリティコントロールはどうするのか、SIの現場では全然うまくいっていません。アニメはどうやっているのかといえば、そのクオリティコントロールに責任を負っているのは作画監督で、作画監督は結局、そのまま使えない絵はすべて自分で直すわけです。SIの現場で、上がってきたプログラムを全部みてるかといえば、よっぽどそんなことはありえないわけですが、でも、本質的な解決はそれしかないんじゃないでしょうか。で、それをちゃんとやらない(やれない)と、ヤシガニになってしまうと。</p> <p>ちなみに、余談ですけど、私、ヤシガニはリアルタイムで見ましたよ。くらくらしました。渡部監督のHPに行ったら、「すいません、今週の放送は見ないでください。ごめんなさい」という悲痛な叫びが書いてあって、胸が張り裂けそうになったものです。知らない人は、ヤシガニでググって見てください。外注から上がってくるのはこのレベル。アニメにおける作画監督というものの仕事がなんとなく理解できると思います。というか、アニメの人達はここまでやるんです。ロクにソースも見ないで外注に文句をいうのはやめましょう(笑)</p> <p>あとは、演出とアニメーターの関係も興味深いです。演出(アニメの場合は、通常、監督といえば、演出のことです)は、絵を書く人に、こういうものを作って欲しいというのを伝えなきゃいけません。その為の道具が絵コンテです。ところが、監督さんにも絵が描ける人(アニメーター出身とか。宮崎駿監督や庵野監督はそうですね)と、そうでない人(ライター、構成、撮影出身の人。高畑監督や大地監督がそうです)では、やはり微妙な力関係が違います。後者の監督さんは、作画監督やアニメーターに、「じゃあ、お前書いてみろよ」といわれたら終わりですからね。これって、プロジェクトマネジャーとプログラマの関係に似てる(笑)。やっぱり、コード書けるか、書けないかって、最後の最後のところで違う気がしますよね。どこまで突っ込んだ指示が出せるのか、また、出すべきなのかってのにも関わるし。でも、これに関しては、アニメの世界も監督によってまちまちなんだそうです。</p> <p>最後に、印象深い言葉を引用しておきます</p><blockquote><p>日本でアニメーションがこれだけ盛んで、余所の国ではそうなっていない原因の一つとして、「絵描きが集まって映画を作る」ための組織が他国ではうまくできないという事情があるのかも知れません。絵描きという仕事は、本来、非常に個性的なものですから、組織化すること自体が難しいんですね</p></blockquote><p>「絵描き」を「ハッカー」、「映画」を「システム」に変えると、なんか意味深な言葉になっちゃいますね。そのまま外人がなんでパッケージ、パッケージって言って、日本ではすぐ独自なシステムを作ってしまうのか、ちょっとわかるような気がします(笑)</p>
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眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く
眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く
著者: アンドリュー・パーカー
出版社: 草思社
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コメント: <p>バージェスの生物群のファン向け・・・って、私は明らかにそうなんだけど、世の中にそんな人がどのぐらいいるのかはわかんないなあ。ともかく、そういう人なら、この本のタイトルと、第1章までを読めば、この本の結論は理解出来ます。</p> <p>生物の進化の歴史の上で、大きなトピックとして「カンブリア爆発<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%A2%E7%88%86%E7%99%BA"">(Wikipedia)</a>」ってのがあるんですね。それまでみんなミミズの仲間のような形だった生物(エディアカラ動物群もありますが)が、あるとき一斉に複雑な形態を獲得して、今、現存する生物とは似ても似つかないような変わった生物がたくさん出現するという大事件なんです。これは、進化の歴史の上では、例えば恐竜の絶滅なんかより比べモノにならないぐらい、大きな出来事です。ここで「へー、そんなことがあったんだー」という人は、この本より前に、まず、スティーブン・ジェイグルードの「ワンダフル・ライフ」を読んでちょーだい。バージェスの動物の名前に多少、馴染んでないと、ちょっと読みづらいかも知れません。</p> <p>で、なんでカンブリア期の到来と共に、突然、爆発的な進化が起きて、かくも複雑な形態が一挙に出現したのかというと、この本では「眼」を持った捕食生物が出現したことがきっかけなんじゃないかという説を提示してるワケです。これを、「光スイッチ説」と呼んでます。ほら、ワクワクする話でしょう?えっ、しない。あれ〜?</p> <p>ま、この本の結論を一言で言っちゃえば、それだけなんだけです。でも、途中も面白い。途中では</p> <ul><li>化石からどんなことがわかるか</li> <li>「見る」とはなにか</li> <li>生命にとって色とは何か</li> <li>視覚がいかに大きな淘汰圧を産むか</li></ul> <p>なんてことが語られます。面白いですよ</p> <a href="http://tambourine.cocolog-nifty.com/dengon/2006/04/post_4e10.html">ここにはいないボクへの伝言</a>
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鈴木敏文の「統計心理学」―「仮説」と「検証」で顧客のこころを掴む (日経ビジネス人文庫 (か3-2))
鈴木敏文の「統計心理学」―「仮説」と「検証」で顧客のこころを掴む (日経ビジネス人文庫 (か3-2))
著者: 勝見 明
出版社: 日本経済新聞社
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関連本棚: くまくま Tambourine
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ナポレオンの生涯 (文庫クセジュ)
ナポレオンの生涯 (文庫クセジュ)
著者: ロジェ デュフレス
出版社: 白水社
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関連本棚: Tambourine 山のじ
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そんなに読んで、どうするの? --縦横無尽のブックガイド
そんなに読んで、どうするの? --縦横無尽のブックガイド
著者: 豊崎 由美
出版社: アスペクト
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“祖国なき独立戦争”を楽しむために―ドン・キホーテのピアス〈10〉 (ドン・キホーテのピアス (10))
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生きのびるために笑う (ドン・キホーテのピアス)
生きのびるために笑う (ドン・キホーテのピアス)
著者: 鴻上 尚史
出版社: 扶桑社
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コメント: <p>SPAの「ドンキホーテのピアス」をまとめた単行本。もう10冊目だそうです。長い連載ですね。鴻上さんの世間を見つめる目は相変わらず鋭く、「鴻上夕日堂」の頃から変わらないですなあ。</p> <p>それにしても、連載の時に読んでないと意味がないネタも、結構あります。とはいえ、SPAはなあ・・・もう少し読者が頭よさそうに見える雑誌なら、毎号読むんだけど。</p>
関連本棚: Tambourine
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クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)
クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)
著者: 西尾 維新
出版社: 講談社
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コメント: <p>方々で話題の西尾維新を読んでみました</p> <p>独特のクセがある文体で、それが鼻について最初は読みづらかったんですが、一人死んだ辺りからそれがかえって事件の雰囲気とあってきて、そこからはスルスルと読めました。トリックもクライマックスもなかなか読ませます。全体としては好印象。</p> <p>ま、それはともかくとして、この思わせぶりな一人称の主人公と奇矯なヒロイン(?)の背景が、結局最後までちゃんと語られないのはどーゆーことなの?それはこの先のシリーズを読めって事?その辺りの消化不良感が・・・ま、先で語られるんならいいんだけど。この先、読むかどうか考えるから、誰か、教えて〜</p>
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特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話
特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話
著者: 大森 望
出版社: 研究社
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ナラタージュ
ナラタージュ
著者: 島本 理生
出版社: 角川書店
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コメント: <p>大学生になった主人公の時に、高校の時好きだった部活の顧問から電話があって・・・という割とありがちな恋愛小説です。ただ、恋愛小説にとってありがちなことは、まったくマイナスじゃないですよね。恋愛って、どんなありがちな話であってもその本人にとっては常に特別で、読者はそんな自分の体験を投影して読むわけですから。</p> <p>ところが、どうも読んでいてのめり込めないんです。私の場合、年齢的にも体験的にも主人公が恋する高校教師の方へ感情移入してしまうんですが、この男がほんとダメな奴なんですよ。この人がダメ人間な理由は、一応物語中で示されるんですが、こっちは恋愛じゃなくてただの事件なので、ありがちだと納得がいかないんだな。人間って勝手(笑)</p> <p>もう一人、可哀想に主人公のクッションになって捨てられちゃう男もいるんだけど、私の尺度から言えば、コイツもダメなんだよな。ちょっと、同性に対して厳しく見過ぎなのかなーと思わなくもないんだけど。</p> <p>というわけで、印象的なラストシーンなど、光る部分もあるんだけど全体としての評価は低めかな。普通のうまくいかない恋愛を書くんなら、むりやりに変な事件なんて盛り込まないで、すれ違いを丹念に書いていったらいいと思うんだけど</p> <p>結局、これは「ダメな男にどうしても引かれる女性の話」なんだろうか?だから私にはピンと来ないの?</p> <p>女性の意見、求む</p>
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BSアニメ夜話 (Vol.01) (キネ旬ムック)
BSアニメ夜話 (Vol.01) (キネ旬ムック)
著者:
出版社: キネマ旬報社
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コメント: <p>BSアニメ夜話のムックがキネ旬から出ています。初回放送の「カリ城」の分ですね。</p> <p>この番組自体も面白いけど、この本の何が面白いかって、放送当時にカットになった部分が、色を変えて採録されていること。よく、完全版というかたちでノーカットのバージョンがでることがありますけど、この本だと、どの部分が放送時にカットになったのかがはっきりわかって面白いです。</p> <p>尺の関係で、ばっさり話題がカットされているところもありますが、ちまちまとつままれている部分を観ていると、何をしゃべるとNHKではカットになるのかがわかって面白い(笑)。岡田斗司夫が「宮崎さんは説教臭い」と言った部分が、さくっとつままれていたりします。</p> <p>これを読めば、あなたもNHKコレクトな話題の作り方はばっちりだ!<をい</p> <p>ちなみに、私は「カリ城」はおろか、「ラピュタ」も「ナウシカ」も観たことありません。観たのは「紅の豚」だけです(笑)</p>
関連本棚: Tambourine
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ガンプラ開発真話
ガンプラ開発真話
著者: 猪俣 謙次, 加藤 智
出版社: メディアワークス
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関連本棚: spi Tambourine 6期生
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バカはなおせる—脳を鍛える習慣、悪くする習慣
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著者: 久保田 競
出版社: アスキー
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ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)
著者: 梅田 望夫
出版社: 筑摩書房
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コメント: <p><a href="http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/,My">Life Between Silicon Valley and Japan</a>の梅田さんの本。うちの業界人で、この本を読んで個々の話で勉強になりまくってる奴はモグリ(笑)。</p> <p>この人のえらいところは、こういう個々のムーブメントなりテクノロジーなりを俯瞰にして肩書きがついてる人に読ませるものへ持っていくところです。さすが、コンサルは違うぜ</p> <p>ところが、さすがコンサルは違うだけあって、文章が面白くないんすよ(笑)。昔から、他でリンクされている梅田さんのblogは、いいものだけつまみ食いはしてるんですが、blogのFEEDを受けてないのはそういう理由。</p> <p>で、そういう梅田さんをして、本の最後で「自分はエスタブリッシュ層をぬけて、はてなに行くんじゃ」と、私事を持ち出してまとめるような事態になることが、この変化の大きさを別な形で物語っているんじゃないかな・・・とか</p> <p>あと、この人、名前を付けるのがヘタなんですよ。キーとなる概念に名前を付けることはとても重要。従来のC/Sとサーバサイドの対比をも含む、もうすこし広い概念を、「あちら側とこちら側」と呼んで、この本ではそれは凄く重要な概念として使ってるんですが、その名前は惜しい。もう一つ、この本で扱われる重要な概念は「不特定多数無限大」なんですけど、これもちょっとイマイチな名前ですよね。</p> <p>やっぱ、これからの技術者の座右の銘は「<a href="http://jp.rubyist.net/magazine/?0001-Hotlinks">名前重要</a>」ですよ(笑)</p>
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蜂の巣にキス (創元推理文庫)
蜂の巣にキス (創元推理文庫)
著者: ジョナサン・キャロル
出版社: 東京創元社
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銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)
銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)
著者: ダグラス・アダムス
出版社: 河出書房新社
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コメント: <p>スペオペの古典的傑作・・・らしい。</p> <p>基本的にはギャグなんだけど、そのセンスがイギリス的っつーかなんつーか、かなりシニカルでアイロニーに満ちててわかりづらい感じです。ま、にやにやしながらは読めるかな。</p> <p>SF的な仕掛けは、うーん、まあ面白いっちゃ面白いんだけど、所詮ギャグですからね。あんまり深くツッコンでもしょうがないかなー。</p> <p>個人的なツボからはかなり遠いかも。まあ、当時と2006年と評価も違うだろうしね。私の評価は70点というところですか。</p>
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Professional Mac OS X (SOFTBANK MOOK)
Professional Mac OS X (SOFTBANK MOOK)
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出版社: ソフトバンククリエイティブ
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コメント: 資料的価値高し。ただ、今、Macを買うかどうか思案中。
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容疑者Xの献身
容疑者Xの献身
著者: 東野 圭吾
出版社: 文藝春秋
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コメント: <p>東野圭吾の直木賞受賞作。もっとも、いまさら東野圭吾の評価を直木賞がどうこうするとも思わないですが。</p> <p>それはともかく、今度こそ久しぶりの本格の味わい(いや、「本格」って言葉は「ロック」と同じぐらい、定義が曖昧で物議を醸すことはわかってて使ってます)です。最初に犯行が描写されてしまうのでまた変化球かと思いましたが、最後の種明かしはまさにミステリーのそれですね。最後が、「小説の構造やストーリーテリングとしてどんでん返しだけど、それはミステリーの種明かしじゃねえ!」というようなものがたくさんある中で、これは久しぶりの直球かも</p> <p>「探偵ガリレオ」を既読で、あんまり感心しないなあと思っていただけにうれしい誤算。要するに、あのぱっとしない探偵役に好敵手を持ってくることで、格段に面白い物語に仕立ててるわけです。うーむ、やるなあ。久しぶりにすかっと読めた</p> <p>ただ、やっぱり動機は弱いかも。人物描写自体が、イマイチなのかな?だから、人生感を深くえぐる感動とかとは無縁。ただ、その辺りの不備を指摘するのは、この作品にとっては野暮でしかないだろうなあ。所詮、ミステリーだし、ミステリーはそれでいいと思うわけです。なので、これが直木賞受賞というのは、正直疑問なんだなあ</p>
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