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羽生―「最善手」を見つけ出す思考法 (知恵の森文庫)
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著者: |
保坂 和志 |
出版社: |
光文社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
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コメント: |
将棋に詳しくないが、羽生氏はどんな考えをしているのか知りたくて本書を読んだ。
自分の棋風を持たず、最善手という最適解を常に探し続ける。非常に現実的な思想、哲学に感じるが、羽生氏の言葉はそうではない。<BR>
「駒が笑う」「手の流れが美しい」といった表現。最善手というのは人間の思考を超え、神が創造しているかの如く。
棋士はそれをなぞる様に打つ。
最善手は、数学のエレガントさに共通しているかのように、シンプルで美しく、一点も曇り、無駄がない。文書化し形式知化することはできない暗黙知。<BR>
羽生氏の思考を実生活に取り込もうとするのならば、自分の得手不得手、性向などといったものを捨て、妥協せずあらゆる方向、手段を検討し、
洗練されたエレガントな最善手を根気よく地道に探し出すよう行動するということか。 |
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外資の常識
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著者: |
藤巻 健史 |
出版社: |
日経BP社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
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コメント: |
元JPモルガン東京支店長でディーラーをしていた藤巻健史氏の人となりを知ることができるエッセイ集。面白い内容なのでさらりと読める。<BR>
しかし、外資企業はどんな感じかとか、投資銀行でどういったことをやっているとか、どういった思想でポジションを取っているかとか、真面目な内容を期待していると裏切られる。<BR>
<BR>
そのユニークな人柄を感じると同時に、一般的にイメージしている外資投資銀行で働いている人とずいぶんかけ離れていることに驚かされる。<BR>
本書でも書いているが、ディーラーは結果が全てなんだなと思った。<BR>
<BR>
後半の第2部、第3部はフジマキ流金融用語集、フジマキ流マーケットの見方で本職のことに少し触れている。<BR>
金融用語などは平易な言葉で書かれていて理解しやすい。<BR> |
関連本棚: |
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クレジットカードの知識 (日経文庫)
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著者: |
水上 宏明 |
出版社: |
日本経済新聞社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
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コメント: |
クレジットカード全般について記載された入門書。<BR>
コンパクトにまとまっていて読みやすく良いです。<BR>
<BR>
1.クレジットカードの仕組み、業務<BR>
・信用調査、オーソリゼーション(販売承認)、債権回収<BR>
どういった業務かを色々と。<BR>
<BR>
2.クレジットカードに関わる法律<BR>
・割賦販売法、貸金業規制法<BR>
クレジットカードに関する法律は、ものに対する(分割払い、リボルビング払い)法律である「割賦販売法」、キャッシング部分に対する法律である「貸金業規制法」が存在します。<BR>
これら法律には矛盾点もあり、また管轄庁も異なる(割賦販売法は経済産業省、貸金業規制法は金融庁)ため重複する管理コストが発生しています。<BR>
こういった問題点を解消するためにも統一した法律「統一消費者信用法」が必要ではないかと提言しています。<BR>
<BR>
3.クレジットカード産業<BR>
・電子マネーとの共存<BR>
暗証番号の入力が必要なデビットカードは導入から8年が経過したが欧米のようには流行っていないです。<BR>
しかし、手軽な決済が可能な「Edy」や「Suica」といった電子マネーは日本の文化に適しているようで発行枚数が増えてきています(「Edy」は1620万枚(2006年3月時点)、「Suica」は1536万枚(2006年2月時点))。<BR>
日本ではクレジットカードが本線で電子マネーが加わり、アメリカの水準並に非現金主義化していくのではと述べています。<BR>
これは、電子マネーのオートチャージ(事前に設定した値以下に電子マネーが減ったらクレジットカードから自動的に電子マネーへチャージする機能)といった機能からも推し量れると思います。<BR>
<BR>
4.課題<BR>
・自己責任、カウンセリングと教育<BR>
日本人は一般的に契約に関する認識が甘く、自己責任という意識が低いと言われています。<BR>
クレジットカードの請求明細はきちんと確認するなどといったカード利用者の責任を全うすること、また、20万件以上も自己破産申立が存在する今日、多重債務者に対する教育、カウンセリングも重要ですと。<BR> |
関連本棚: |
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最新版 投資戦略の発想法
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著者: |
木村 剛 |
出版社: |
アスコム |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
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コメント: |
投資とは何ぞや?について分かりやすく解説した一冊。<BR>
<BR>
どういった銘柄を買えば良いか?投資テクニックについて知りたい、<BR>
といったスタンスで読み始めると肩透かしを食らうと思う。<BR>
<BR>
本書の内容は、ざっと以下の3部くらいから成る。<BR>
その中で気になったもの、面白いと感じたものをピックアップして、<BR>
自分なりにまとめてみる。<BR>
<BR>
1.投資を始めるまでの準備<BR>
これが結構大変で、以下の2つの準備が必要。<BR>
1)資産状況の管理(収入だけでなく支出も)<BR>
→要は家計簿をつけてバランスシートを作りなさいと。<BR>
2)生活防衛資金(今の生活水準で2年間暮らしていけるだけの資金)の準備<BR>
人間は例え収入が減ったとしてもなかなか生活水準を落とせない<BR>
(ラチェット効果)<BR>
→そんくらいの資金がないと長期的なスタンスで投資はできへんと。<BR>
投資のパフォーマンスが気になってしまうならば、<BR>
それは投資の域を超えている。速攻で売却するべきだ。<BR>
<BR>
2.投資とは何なのか?<BR>
1)経済の仕組み<BR>
金利・株価・物価・為替の動きはどのように連動しているかなど<BR>
2)株式についての説明<BR>
経済が成長し続ける限り、株価も上昇する<BR>
(10年、20年といった)長い目で見ると株式は年率10%前後の<BR>
平均リターンをあげている<BR>
3)行動心理学<BR>
リスクとリスク認識(思い入れや思い込み)の違い<BR>
双六をしているとき、大きな目が必要なとき手の中でサイコロを振る<BR>
回数を増やす傾向があり、一方、小さな目が必要なときは<BR>
振る回数を減らしそっと振る傾向がある。<BR>
サイコロの目をコントロールできないことを知っているが、<BR>
コントロール可能であるかのような行動をとってしまう。<BR>
<BR>
3.投資戦略<BR>
1)三分割ポートフォリオ<BR>
目安として国内株式(6割)、国債(3割)、外貨預金(または外貨MMF)(1割)<BR>
外貨預金は日本経済が悪くなるリスクに対するヘッジ<BR>
2)個人投資家の強み<BR>
パフォーマンスが悪くても手仕舞いしなくても良い<BR>
→長期スタンスが取れる<BR>
3)株式投資信託は買いか?<BR>
以下のような理由からあんまりお得ではない<BR>
イ.信託報酬(管理費のようなもの)などの割高な手数料<BR>
ロ.ファンド・マネージャが優れているとは限らない<BR>
「ウォールストリートジャーナルのダーツボードという<BR>
コラムでは1990年からの数年間、投資専門家4人が選ぶ銘柄と<BR>
ダーツで適当に選んだ銘柄の運用リターンの比較を行いました。<BR>
その結果、比較した30回のうち専門家がダーツ銘柄を上回ったのは<BR>
16回でした。つまり専門家予想と適当に選んだ銘柄の運用<BR>
リターンには差がほとんどなかったということになります。」<BR>
<BR> |
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武士道―いま、拠って立つべき“日本の精神”
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著者: |
新渡戸 稲造, 岬 龍一郎 |
出版社: |
PHPエディターズグループ |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
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コメント: |
この本を読むと昔の日本人はこんなに高潔だったのかと思う。<BR>
そして、今の日本人はただその精神を忘れているだけなのだろうと思う。<BR>
<BR>
「誠-武士道に二言がない理由」、「名誉-命以上に大切な価値」などを<BR>
読むと今の日本人が忘れている大切な心を感じる。<BR>
<BR>
自分も含めてだが、最近、精神的に弱い人が多く見受けられる。<BR>
<BR>
その理由として、その人の精神的支柱が欠けているからではないかと<BR>
考える。他国ではキリスト教などの精神的支柱があり、行動、思考の<BR>
拠り所が存在する。日本人の精神的支柱となるのがこの武士道だと思う。<BR>
<BR>
「武士道」を読むことにより、<BR>
日本人の心の奥底にある大切な精神を呼び起こすきっかけになると思う。<BR>
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DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件
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著者: |
西尾 維新 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
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コメント: |
普段、推理小説とか読まないので結構楽しめました。<BR>
<BR>
Lが主人公かと思いきや南空ナオミが殆ど主人公なんですね。<BR>
小ねたが色々あったりトリックでへぇーと思ったり<BR>
なかなか面白かったです。<BR>
<BR>
でも、Lの活躍が殆どないとか南空ナオミのキャラが違うんじゃないかとか<BR>
DEATH NOTEに深い思い入れがある人には抵抗あるのかもしれないです。<BR>
<BR>
僕の場合は映画版の方がイメージと結構違っていてショックでしたが、<BR>
アナザーノートは許容範囲ですた。<BR>
<BR>
まあ、150ページ強なので立ち読みでも良かったかも・・。<BR>
<BR> |
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学問のすすめ―自分の道を自分で切りひらくために
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著者: |
福沢 諭吉 |
出版社: |
PHP研究所 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
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コメント: |
武士道を具体的に、明治時代に合致した文章で記載した本。<BR>
昔の本でも現在に通ずる点は多々あるのがこの本の素晴らしいところか。<BR>
<BR>
ざっと以下のような内容が挙げられている。<BR>
・個人の独立があってこそ国家の独立がある<BR>
・学問も生活に役立つものを学ばないと意味がない<BR>
・役人が偉いのではなく、公の仕事をするそのポストが偉いのである<BR>
・愚民が愚政を生む<BR>
・権力者は庶民を無知でお人好しと考えている<BR>
・日本人はもっと演説がうまくなければならない<BR>
<BR>
ちなみに「天は人の上に〜」の一節は福沢諭吉の言葉ではなく、アメリカ合衆国の独立宣言からの引用らしい。<BR> |
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WebSphere Application Server開発者ガイド
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著者: |
日本IBMシステムズエンジニアリングPvC&Webソリューション部 |
出版社: |
ピアソンエデュケーション |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
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コメント: |
仕事でWAS3.5を使うことになって買ったけど、結局WAS5.0を使うことに変わったからあんまり読んでいない。
今さらWAS3.5なんてもう読まないね。。
Webアプリの構成とかも独自路線だし。。
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戦略頭脳―実践に役立つ4つの戦略とその活用法
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著者: |
梶井 厚志 |
出版社: |
サンマーク出版 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
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コメント: |
普段の生活でどのように戦略的思考を活用するかを具体例豊富に説明している本です。<BR>
ただ、具体例は著者の主観によるところが多く、<BR>
具体例に同意できないず、読んでいて違和感を感じる個所が私にはありました。<BR>
<BR>
その点を除いては、<BR>
説明が分かり易く、実生活に戦略的思考を活用してみようと<BR>
思わせる、良い内容の本だと思います。<BR> |
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