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ブルボンの封印
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著者: |
藤本 ひとみ |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
B |
カテゴリ: |
歴史
借りて読んだ
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コメント: |
藤本ひとみ読了第二弾。かっこいい男達を巡る恋と愛の物語。それ以上でもそれ以下でもなし。 |
関連本棚: |
teltel
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もつれっ話 (ちくま文庫)
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著者: |
ルイス キャロル |
出版社: |
筑摩書房 |
評価: |
B |
カテゴリ: |
数学
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コメント: |
これ、表記だと著者が柳瀬尚紀になっているけれど、ルイス キャロルが著者だ。キャロルのパズル 10 編がおさめられている。問題ひとつひとつが、しゃれ?満載の小編で出題される。そしてもちろん、同じくしゃれ満載の解答編も付いている。英国の雑誌に連載されて毎回解答が投稿されていたようで、添削もしている。こういうのを微妙に訳すのが柳瀬訳なので、それも堪能できる。<br>
キャロル + 柳瀬ときたら、買うしかない、つーか100 円だったので則買い。で、手元の本を良く見たら出版社も異なり、れんが書房というところから1979 に出版されている。サイズも22x13 でひとまわり大きい。DB のデータは再版された時のものだろう。<br>
数学者だったキャロルの作ったパズルなんで、当然ながら数学的にはまっとう。キャロルはひねくれた文章を書くひとなので、柳瀬訳もぴったり。読みにくいこと読みにくいこと。独特の文体でたのしく読むべし。 |
関連本棚: |
雨中
giftig-engel
teltel
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魔空の森 ヘックスウッド
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著者: |
ダイアナ・ウィン ジョーンズ |
出版社: |
小学館 |
評価: |
B |
カテゴリ: |
借りて読んだ
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コメント: |
いつものジョーンズらしく、あれよあれよという間に物語が拡散して進んでいくのだが、最終的にぱたぱたとピースがはまっていく。だがしかし、いくぶん実験的な小説に思える。物語の時系列をカットアップしたと見せかけて…、実は、みたいな。だから、物語の中盤にのんびりしてしまい転の部分が無く、淡々と終わってしまう。いまいち中途半端な燃焼になってしまう。<br>
…あとは、活字がいやだ。 |
関連本棚: |
teltel
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天竺熱風録
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著者: |
田中 芳樹 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
B |
カテゴリ: |
歴史
借りて読んだ
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コメント: |
唐の時代、天竺まで3 回も行って戻り、さらには天竺で戦争して勝った王玄策の物語。王玄策については武将列伝や、各種本のあとがきなどで前々から触れられていたが、物語を書いてくれる人が結局いなくて自分で書いたみたいだ。講談調で軽快に書かれている。苦手な人は苦手かも。
それにしても、天竺まで単独で行ってしまった玄奘もすごいが、3 回行って生きて戻った玄策もすごい。日本と唐の交通だって命懸けだったのだから。 |
関連本棚: |
teltel
Tarosa
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母なる大地 父なる空〈上〉―アリューシャン黙示録
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著者: |
スー ハリソン |
出版社: |
晶文社 |
評価: |
B |
カテゴリ: |
ネイティブ アメリカン
人類学
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コメント: |
アリューシャン黙示録という3部作シリーズ第一部上巻。アリューシャンに住むイヌイットのある少女を通して物語は語られる。かれらの生活を、非常に精緻な描写で描き出している。第一部は、イヌイットの少女<黒曜石>が様々な困難により流転しつつも、それに打ち勝っていく。<br>
第二部の姉なる月では、<黒曜石>の子ども<ナイフ>と、村の<誰>の物語。数々の理由によりさまよわざるを得ない<誰>を中心に、運命が渦をまく。第三部の兄なる風では、さらに彷徨する<誰>が最大の危機を迎え、<ナイフ>はそれを救えるのか…、となる。<br>
第二部までは非常に楽しめた。最後の最後に、一神教を暗示するような多神教への理解のなさがあって、ちょっと残念。結局なにかい、それを言いたかったのか? 今までの素晴しい物語は?? となってしまう。 |
関連本棚: |
probe
teltel
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ヴァレリア・ファイル2122年 (角川文庫―スニーカー文庫)
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著者: |
谷 甲州 |
出版社: |
角川書店 |
評価: |
A |
カテゴリ: |
SF
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コメント: |
後に角川スニーカー文庫で4 冊の続編がでる、サイボーグ? ヴァレリアとハッカー少年MK の近未来SF。1987 に出版されているのだが、すでにウィンドウを使ったGUI でネットワーク上のデータにアクセスしたり、ハッキングしたりと未来を先取りしている。もちろん、アイデア自体は既にあったのだが、まるで体験してきたかのような描写は素晴しい。さらには、記憶をデータとして保存したり、考える防御兵器がでてきたりと、士郎正宗ばりの世界にもびっくり。内容は今でも色褪せていない。まあ、2122 にウィンドウシステムが存続しているかは解らないが。
数年前に新書サイズ(中公ノベルズ 上下 isbn 4125005842)で出版されなおしたが、そのときには挿絵が士郎正宗であった。多少の書き直しがあったそうなので、思わず買ってしまったのは言うまでもない。違いを比較したりはしないけどね。 |
関連本棚: |
teltel
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