|
|
|
|
|
|
スペースシャトルの落日~失われた24年間の真実~
|
著者: |
松浦 晋也 |
出版社: |
エクスナレッジ |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
図書館
|
コメント: |
スペースシャトルの初飛行から24年。ポストアポロ、コスト削減のため翼を持つシャトルを開発したのはいいけれど、それがかえって仇となり、2度の大事故を起こすわ、打ち上げスケジュールは狂うわ、とんでもない金食い虫に変貌してしまったというお話。アメリカは2010年でシャトルから手を引くというのだが、例の宇宙ステーションの維持管理はどうするのだろう。<br>
<br>
< 宇宙探査 ><br>
シャトル打ち上げ、予定通りは42% キツツキの妨害も<br>
2005年07月16日12時01分(朝日新聞)<br>
これまで113回打ち上げられたスペースシャトルのうち、予定通りに打ち上がったフライトは42%にすぎない——。こんな集計結果を15日付の米ヒューストン・クロニクル紙が伝えた。<br>
同紙によると、打ち上げが少なくとも1日以上遅れたのは66回。そのうち37回は1度だけの延期だったが、4度以上延期が繰り返されたフライトも5回あった。<br>
延期の理由は、天候悪化が41件で最も多く、エンジンの異常が18件、シャトル本体の異常が16件だった。95年7月に打ち上げられたディスカバリーは、キツツキが外部燃料タンクの断熱材に200個もの穴を開けたため、当初の予定が1カ月ほど遅れた。<br>
今回、日本人飛行士の野口聡一さん(40)らが搭乗するのもディスカバリーで、13日(日本時間14日)の打ち上げ予定時刻の約2時間20分前に延期が決まった。過去にはもっと打ち上げが近づいてから決まった例もあり、少なくとも26回が予定時刻前20分以内に延期決定となった。94年のエンデバーは打ち上げ1.9秒前にエンジンの異常が見つかった。<br>
米航空宇宙局(NASA)シャトル計画副部長のウェイン・ヘール氏は「宇宙へ行くのは空港で飛行機に乗るのとは違う。非常に難しいことだ」と話している。<br><br>
うーん、NASAは何を開き直っているのだ。<br>
<br>
シャトルあす宇宙へ、センサー異常未解明のまま<br>
2005年 7月25日 (月) 16:02<br>
【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)=滝田恭子】米航空宇宙局(NASA)は24日、センサー系の異常で延期しているスペースシャトル「ディスカバリー」の打ち上げについて、「センサー4個のうち1個が異常でも決行する」との方針を明らかにした。 (読売新聞) <br>
<br>
無事帰還できてよかったです。「宇宙に修理しに行ったようなシャトル」(朝日新聞素粒子)とはうまいことを書く。
|
関連本棚: |
Yoshi
yashihara
shutarok
eggman
sonopy
紅い十月
|
|
|
|
|
立花隆先生、かなりヘンですよ―「教養のない東大生」からの挑戦状
|
著者: |
谷田 和一郎 |
出版社: |
洋泉社 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
図書館
|
コメント: |
立花隆に「教養がない」と言われた東大生の一人が、あんたにだけは言われたくねぇよ、と挑戦状を叩きつけたら、こんな本ができちゃった。<br>
立花隆の著作、主張を「と学会」風に、ここが変だよ、わかってないんじゃないの、マジかよ、とみじん切りにしてある。もっとも、この本で批判されている内容を正しく語ることができる能力を「教養」といわれてしまうと、私も「教養」のない部類になってしまう。<br>
宇宙からの帰還を読んだときに、やたら宗教色の強い内容だなと思ったのは正しかったのか。このあたりから、立花隆はオカルトにはまったらしい。<br> |
関連本棚: |
suchi
momose
|
|
|
|
|
|
|
|
|
超革命的中学生集団 (ハヤカワ文庫 SF 144)
|
著者: |
平井 和正 |
出版社: |
早川書房 |
評価: |
2.8 |
カテゴリ: |
SF
|
コメント: |
<a href="/%E3%82%82%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%93%EF%BC%92/4480090568">数学的センス (ちくま学芸文庫)</a>で野崎昭弘が、本書のネタを引用している。この本を読んだのは、ずいぶん前のことなので内容をほとんど覚えていない。 |
関連本棚: |
|
|
|
|
|
学ぶ力
|
著者: |
河合 隼雄, 佐伯 胖, 森 毅, 工藤 左千夫, 工藤 直子 |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
2.8 |
カテゴリ: |
図書館
|
コメント: |
<li>「受験勉強が一生の役に立つことのほうが怖い、ムリ、ムダ ムラがあってええやないか」…森毅<br>
<li>「三日坊主も十回やれば三十日」…工藤直子<br>
<li>「三日坊主は何もしない人よりも三日も偉い」…河合隼雄<br><br>
「受験生の負担になるから世界史は履修させません」。進学実績を残したいというのが本音だろうが、最近、大人たちは児童、生徒の顔色ばかりを窺ってばかりで、「厳しくする」ということを何か悪いことでもあるかのように避けていないか。昔、詰め込み教育が批判されていた頃、教わる側がいかに手を抜き、それでいて、そこそこの結果を出すかを考えたものだが、教える側がそれを「指導」してしまっては、マラソンのコーチが選手に、しんどいやろから途中から地下鉄に乗ってもええよ、というのと同じだろう。まさに「教育」の放棄だ。<br>
ただ、本書は、学校教育における「学ぶ力」がどうのこうのという内容ではなく、生涯にわたって楽しく学ぶにはどうすればよいかという視点の本なので、受験生が読むようなものではない。<br>
結果をすぐに求めたりせずに、あっちふらふらこっちふらふら、途中で投げ出すのもよし、気長に楽しみましょう、というのが結論。 |
関連本棚: |
|
|
|
|
|
決定版 徳大寺有恒のクルマ運転術
|
著者: |
徳大寺 有恒 |
出版社: |
草思社 |
評価: |
2.6 |
カテゴリ: |
実用
|
コメント: |
JAFの会報に載っているようなことばかりで、著者ならではの「運転技術」というものがあまり見られなかった。車線変更の回数を減らすために片側2車線の一般道では右側のレーンを走るように、と書かれているがこれはちょっと迷惑な気がする。当然速度制限遵守だろうから、追いついた車に針路変更、左車線からの追い抜き、再び針路変更を強いることになると思うのだが。<br>
私は「乗っているドライバーが知的に見えない」と書かれた「お手軽SUV」乗りなのだが、著者もこのタイプの車の利点として挙げているいくつかの項目がまさに気に入って現在の車を買い求めたわけで、単に重くて燃費が悪いから(11km/Lは走るんだけど、これじゃだめ?)というだけの理由で知的じゃないなんて、大きなお世話だ。ミニバンタイプの車で、ヘッドレストを外して運転している奴らの方こそ、知的じゃないどころか、大バカ野郎だと思うけど。(2005/10/30)<br>
交通量の非常に多い大都市圏で車を転がす人向けの本、ということに気がついたら、納得してしまった。
|
関連本棚: |
増井
keitamotegi
|
|
|
|
|
カレーライフ
|
著者: |
竹内 真 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
2.5 |
カテゴリ: |
図書館
小説
|
コメント: |
小さな洋食屋を営むおじいちゃんが、お盆に集まった孫たちだけに振舞うの絶品カレー。そのおじいちゃんが亡くなった日に、いつかみんなでカレー屋をやろうと誓ったその孫たちが絶品カレーを復活させるまでのお話。カレー薀蓄本としては内用が薄いので、その辺に期待して読むと肩透かしを食うこと間違いなし。<br>
驚いたのは、青春アドベンチャーで聴いていた内容と同じだったこと。脚本の段階で多少エピソードを削ったり、入れ換えたり、組合わせたりして放送時間枠に納まるように脚色を加えるものだと思っていたのですが(いや、本末転倒なことを書いているとは承知しています)、読んでいて、これはラジオのあの場面だというのが、そのときの効果音や音楽ともに脳裏に蘇ってきました。<br>
最後のページ、主人公によりこの物語の回想が語られます。ってこれ、この本のストリーそのまんまじゃん!この分厚い本は半ページで語ることのできる物語をカレーという衣?をまぶして膨らませただけの立ち食いウドンのえび天だったのか!<br>というわけで、ラジオと同じだったわけが分かった次第です。<br>
補足 普通15分×10回のところ、カレーライフは15分×15回の放送だったので、ウドンのえび天というのは言い過ぎたかも。 |
関連本棚: |
もつくん
ナマケモノ
|
|
|
|
|
しろいやみのはてで (あらしのよるにシリーズ)
|
著者: |
きむら ゆういち, あべ 弘士 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
2.5 |
カテゴリ: |
図書館
絵本
|
コメント: |
友情は語る必要がないと思っている私には、メイもガブも語り過ぎで気持ちが悪かった。(2005/12/21 13:40:43)
|
関連本棚: |
|
|
|
|
|
知ってるようで知らないものの順序
|
著者: |
ことば探偵団 |
出版社: |
幻冬舎コミックス |
評価: |
2.5 |
カテゴリ: |
図書館
実用
|
コメント: |
第1章 正しい順序知っていますか<br>
<li>天使の階級<br>
第2章 常識として知っておきましょう<br>
<li>五月人形の飾り方<br>
第3章 社会生活をつつがなく<br>
<li>焼き魚を食べる順序<br>
第4章 暮らしに役立つものの順序<br>
<li>離婚までの順序<br>
第5章 順序いろいろ<br>
<li>蛇口のパッキンなどが重なっている順序<br>
第6章 役立ちそうもないけれど<br>
<li>花魁と仲良くなる順序<br>
<br>離婚で最高裁判所までいった例ってあるのかいな。<br>(2006/1/4 11:32:35) |
関連本棚: |
|
|
|
|
|
プロジェクトX挑戦者たち〈11〉新たなる伝説、世界へ (プロジェクトX挑戦者たち)
|
著者: |
|
出版社: |
日本放送出版協会 |
評価: |
2.5 |
カテゴリ: |
図書館
|
コメント: |
<a href="/%E3%82%82%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%93%EF%BC%92_deleted000_deleted000/410369002X">レーザー・メス 神の指先</a>の話を扱っていたので借りた本。「レーザー…」のあとがきに、脳腫瘍の摘出手術を受けた9歳の少女が成人式を迎えたという後日談が書かれていたが、その女性が式の2年後に再発した腫瘍で亡くなったことをこっちの本で読んでショックを受けた。<br>
プロジェクトXの放送が、打ち切りになるそうな。事実に反するような内容を放送したのも一因ではあると思うけれど、「俺たち頑張ったんだよね」と過去の栄光を懐かしんで生きていけるご時世では、もはやなくなったということなのか。 |
関連本棚: |
|
|
|
|
|
石に話すことを教える
|
著者: |
アニー ディラード |
出版社: |
めるくまーる |
評価: |
2.5 |
カテゴリ: |
図書館
|
コメント: |
中国の「馬に歌うことを教える」話のようなものかと、題名借りをしてしまいました。表紙も洒落ていたし。<br>
本書は14の自然(身近な石、イタチから、極地探検、皆既蝕のような大自然まで)をテーマに、ディラードが気分の赴くまま筆を走らせたエッセイ集で、中国の説話とは何の関係もないのでした。<br>
悪くいうと、ディラードの心象風景があまりにもあっちこっちに飛んでいるので、話の脈絡を追いきれないときがあります。<br>
表題の「石」も最初に、石に話すことを教えている男がいると書いたまま、彼女の思考は「沈黙」へと向かい、最後まで「石」にはもどって来ないので、なんだか置いてけぼりにされたような戸惑いを覚えました。<br>
このように、各章のタイトルは、きっかけに過ぎないので、私のように身構えて読むと疲れてしまいます。午睡のお供にして、うつらうつらしながら読むといいのかもしれません。 |
関連本棚: |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
戦艦大和復元プロジェクト
|
著者: |
戸高 一成 |
出版社: |
角川書店 |
評価: |
2.5 |
カテゴリ: |
図書館
|
コメント: |
1/10のスケールだから実寸10mm程度のものまで再現しなければならないということ、これは本書を読むまで思いもしなかったことであり、また、詳細図が残っていないので、いろいろと資料探しに苦労したというのも予想外であった。<br>
木甲板のきれいにそろったラインに、主砲のライフルリングに、さらには展示されてしまうと見えなくなってしまう部分の配管やはしご等の細部の再現に、かつての海軍工廠としての呉の造船関係者の意地やこだわりが見え隠れする。<br>
迫りくる納期に突貫作業で対抗し、考証間違いからのやり直し作業がどれだけ大変だったか想像に難くないが、しかし、<a href="/%E3%82%82%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%93%EF%BC%92_deleted000_deleted000/4062564017">戦艦大和誕生〈上〉西島技術大佐の未公開記録 (講談社プラスアルファ文庫)</a>のような緊迫感がないのは、やはり戦争という背景があるかないかの違いなのだろう。確かに「男の船」だ。 |
関連本棚: |
eggman
hopehope
|
|
|
|
|
|
|
|
|
九州 (’06) (マップルマガジン―九州 (400))
|
著者: |
|
出版社: |
昭文社 |
評価: |
2.5 |
カテゴリ: |
|
コメント: |
北九州空港は、こじんまりした地方のローカル空港でありました。この空港をわざわざ観に来る観光客の多いことに呆れました。受付けのメーテルも大した事はありません。 |
関連本棚: |
|
|
|
|
|
知ってるようで知らないものの呼びかた
|
著者: |
ことば探偵団 |
出版社: |
幻冬舎コミックス |
評価: |
2.5 |
カテゴリ: |
図書館
実用
|
コメント: |
コンパスのことを「ぶんまわし」と言い、漢字だと「規」(←変換できる!)と書くとは知らなかった。<br>
さて、ここで問題。<br>
赤茄子(あかなす)、小金瓜(こがねうり)、珊瑚樹茄子(さんごじゅなす)、蕃茄(ばんか)、唐柿(とうがき)、これらはすべて、ある野菜のことである。さてその野菜とは?<br>(2006/1/4 11:16:16) |
関連本棚: |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
埴輪づくりの実験考古学
|
著者: |
|
出版社: |
学生社 |
評価: |
2.3 |
カテゴリ: |
図書館
考古学
|
コメント: |
表紙の印刷が、昭和40年代のレベルでいかにも学生社って感じ。(もうちょっと何とかならなかったのかい)<br>
踊る埴輪(←最近の研究ではあれは馬を引いている姿を模したものらしい)とか、武人なんかの歴史の教科書に載っているような埴輪の実験製作かと思って借りたら、ものの見事にはずされた。<br>
前方後円墳などで多量に出土する円筒埴輪を実際に製作してみることで、量産性とか規格の統一とか、へらの使い方や指の跡の特徴から当時の工人の特定ができるのではないかとか、いろいろと探ってみました、という内容。<br>
土をこねくり回した学生さん、お疲れ様でした。 |
関連本棚: |
|
|
|